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アルケミスト~闇の世界で闇に生きる~  作者: 我流技褄
第2章 学院
11/19

錬金術

少し時間があったので久しぶりに早めの投稿をします。いや、他の人と比べりゃ遅いだろうけど・・・

||彼女は全てを見られる

||彼女は全てを晒される

||しかし彼女は抗えない

||なぜなら彼女自身が彼女を見

||彼女を晒すから

||彼女は復讐を企て

||復讐を阻止せんとする


 では錬金術の授業を見ていきたい・・・ところだが、その前に一つ。ヘルメスはうざい程に万能な事は前回見た通りだ。しかし、それでも苦手なものはある。まず、完全にダメなものはチャントだ。

「そこ!音程違う!もっと高く!高過ぎ!今度は低すぎ!で、背は変えようとせんでええ!」

万事この調子だ。で、歴史や種族などはもうまるきし暗記なので、ヘルメスも普通の人に成り下がる。このような教科の先生から見れば、ヘルメスのなにが凄いのか分からず、首を傾げるだけなのであった・・・


 無駄話は置いといて、今度こそ錬金術の授業を見てみよう。

「まず、ある程度先に説明はなされていると思うけど、錬金術が何であるか、答えられる人いる?」

「えっと・・・卑金属から貴金属を精製する術、だっけ?」

答えたのはマリヤ。どうも何か面白いものを見つけるとすぐ熱中するような好奇心に溢れた女子だった。

「(試験に書いた内容ちゃんと読んでいるのか?この学院は)まあ、概ね間違いではないんだけど、それはあくまでも結果であって目的ではないね。いや、それを目的にする人たちもいない訳じゃないけど、そういう人たちはまず錬金術を修めることは出来ないね。錬金術というのは、自身の根源の格を上げると同時に世界の創造を求める、といったところかな。この辺は人によりけりだけど」

「自身の格上げというのも良くわかりませんが、世界の創造ですか?そんなことしてどうするのでしょうか?」

この質問はアンジェリアだ。彼女は王族なのだが、珍しい事に国民の人気も高く、しかも贅沢を求めているわけでもないようだ。こんな人が国を治めればさぞ良い国になるだろう・・・まあ、知ったことではないのだが。だが、そんな人気な彼女に教える俺は周りから・・・(思考放棄)

「まあ、世界の創造といってもピンとこないよね。これは物質界を解明し、思いのままにする事と、精神界に干渉し、生命を創り出す・・・というのが一般的なんだけど、俺は精神界の方は無視することが多いね。わけわからないから。」

(((((いや、アンタのほうがわけわかんねーよ!!!)))))


「と、まあ、ここまで説明したけど、詳しく話していくよ。まず、この世界のあらゆる物質は4つの元素によって分けられることは知っているよね?ん?知らない?まあ、かなり際どい話なんだけど、この世界は火、水、土、空気の4つで構成されるという話なんだけど・・・これ、通説と思って説明したけど、この説間違ってるから忘れてね」

「「「「「じゃあ、説明すんな!!」」」」」

あれ?面白く説明したと思うんだけどな~。

「まあ、その俗説も錬金術じゃあ普通に使うし、知ってて損は無いし、いいでしょ?で、実際はどうなんだ、という話になると、これが結構難しい。例えば水は水を作るための元となるものが存在し、その元によって形作られるんだよね。しかもその元は複数種あるし、それで出来た水も大量に集まってやっと目に見える水になるんだ。で、・・・」

「ちょっ、ちょっと待ってくれ。じゃあ、水はただ単に水、という訳ではなく、更に水を構成するものがあるということか?それじゃあ、その物質がこの世界の本質なのか?」

そう言うのはエランス。騎士の家系らしいが、何故か錬金術に興味持っている。それ以前に何故魔術学院にいるのか謎だ。本人は騎士が嫌いなのだろうか・・・

「いや?更にその元も元を構成する為の元がある。当然複数種あるね。」

「おいおい、これただのいたちごっこじゃないの~?」

と言うのはクリス。一言で言ってチャラ男にしか見えない。なのに聡明とか、世の中の頑張る普通の皆様の泣き叫ぶ声が聞こえてきそうだ。


(作者:どの口が言う!)


「そうだね。実際いたちごっこだよ。けど、実際に必要なのは目に見える範囲程度でいいことが多い。だからそこまで扱うかどうかは術士によって変わるね。で、そんな詳しい話は解明されてないから、専門家がやればいいことだよね。と、いうことでまず具体的な術を見ていくよ。まず、物質そのものを変える変性術。で、物質以外、魂とかいうやつの精錬などをする大いなる技だ。まあ、若干の語弊があるけど、そこは無視していいよ。この内、変性術が簡単だから教えていこうと思う。」

「「「「「はい!」」」」」

「と言っても、これが本質だから難しいんだけどね。錬金術の最高奥義の一つと言われる賢者の石の精製の成功が目的だ。」

「して、その賢者の石とはなんなのだ?」

こう言うのはニーベ。なんか偉そうだし寡黙だし騎士みたいなんだけど平民らしいね。

「色々言われているね。4大元素に合わせて第5元素だとか、卑金属を貴金属に変えられる石とか、不老不死になれるとか、万病の薬とか、数え切れない程にね。ただ、石とか言ってるけど、その形質は精製者によって違うとも言われるんだよね。だから、あまり定まった定義は無いんだけど、俺は≪世界の素≫だと考えているね。」

「そんなものをどうやって作れというのだ・・・」

「まあ、ちゃんと理論から教えるから問題ないよ。とはいえ、製法も一つじゃないから努力は必要だからね。あしからず」


と、ここで時間的にも終わりとなるので、切り上げることにした。まあ、ただ単に説明しただけだけどね。それにしても・・・口調が辛い。流石に普段の口調は授業には良くないと思って使わなかったが、無理をするにも限界が・・・

注意:

1.大いなる技とは、通常は賢者の石の精製を指す言葉。

2.変性術は今作独自の言葉。但し、賢者の石の効力としては変性はあるとされている。

3.この世界は分岐点とも言える大規模な世界。故にヘルメスの4大元素が通説なんていうのは通用しない。同じ国でも意見が割れることがしばしばなのである。

4.一つ前の話で4元素理論を思い切り使っているが、先生に対して分かりやすいようにというヘルメスの心遣い

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