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『勇者を謀殺した帝国に、ハッピーエンドなどいらない』  作者: 千石 かしる


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第八話:『新世代勇者パーティー出陣』第三節:断罪の雷鳴、そして汽水域へ

地上百メートル、天蓋バルコニーの欄干を蹴り抜いたアリアの身体は、重力を置き去りにして虚空へと躍り出ていた。 眼下に広がるのは、すり鉢状の大広場を埋め尽くす数十万の民衆と、豆粒のように小さく見える白亜の石畳。

背後からは、我に返った白亜近衛兵たちの怒号と、信じがたい光景に泡を食った教皇の絶叫が追いすがる。

だが、切り裂かれたドレスの裾を翼のように翻す少女の肌を叩いたのは、暴力的な風圧ではなかった。

それはまるで、檻を蹴破って青空へと飛び立った新時代の勇者を世界中が祝福するかのように、清冽で柔らかな薫風となって、アリアの火照った両頬を優しく撫で上げていく。

吹き荒れる風の唸りすら、まるで相棒の背中を預かるように軽やかに乗りこなし、少女は地上の敷石を見据えて不敵に微笑んだ。

(……来なさい、ルシアン!)

アリアが菫色の双眸を眇めた、まさにその刹那。 パチリ、と大聖堂の外壁の窪みに仕掛けられていた魔導杭が、青白い幾何学の火花を散らした。

「――【第十六連鎖・多重圧縮気流反発(アウラ・クッション)】ッ!」

高架導水橋の影から放たれたのは、喉をからした青年の必死の絶叫。

アリアの靴底の直前、空間そのものが数層の空気のマットレスへと急激に相転移し、猛烈な落下エネルギーを段階的に軋ませながら減速させていく。

直後、外壁から伸びた不可視の魔導ワイヤーがアリアの腰帯を柔らかく絡め取り、振り子の運動へと逃がしながら、最後の衝撃を完全に無力化した。 トン、と。

驚くほど静かに、アリアの両足は路地裏の湿った敷石を踏み抜いていた。

「……は、ぁっ……! ぜ、ゼロ点三秒……僕の理論値より着地姿勢が粗雑ですよ……っ!」

物陰から飛び出してきたルシアンは、青革の魔導書(グリモワール)を胸に抱きしめ、額にびっしりと冷や汗を浮かべて膝を激しく震わせていた。

息も絶え絶えに歪んだ眼鏡のブリッジを押し上げる姿は、今にも胃を押さえて卒倒しそうだ。

「上出来よ、相棒! 満点あげるわ!」

アリアは抜き放っていた儀礼用白銀短剣を鞘へと滑り込ませると、不敵に八重歯を覗かせてルシアンの細い背中をバシィンと景気よく叩いた。

「ぐふっ……痛い、だから叩くなと……!」

「おい、無駄口叩いてる場合かよ! こっちだ、早く乗んなッ!」

地下水路の暗渠から、水煙を跳ね上げて現れたのは、頑強な木製の小型快速ボートだった。

舳先でオールを力任せに握りしめているのは、肩で荒い息をしながらも爛々と琥珀色の瞳を輝かせるリン。

その背後には、衰弱しながらもリンの道着の裾をぎゅっと掴み、エメラルドの瞳を潤ませてアリアを見上げるフィリアの姿があった。

「フィリア!」

「アリア様……っ! ご無事で……本当によかった……!」

水路へ飛び降りて滑り込んできたアリアの両手を、フィリアが震える小さな掌で包み込む。

冷え切っていた祈祷室の孤独を融かすような、春の木漏れ日を宿したフィリアの柔らかな涙の微笑み。

そして、幾重もの死線を越えて泥臭く手を伸ばし続けた、アリアの陽だまりのような満面の笑顔。

過酷な運命に抗い、互いの無事を確かめ合った二人の少女の微笑みは、薄暗い地下水路の淀みすら一瞬で神聖な光で満たすほどに、眩しく、息を呑むほど鮮やかに咲き誇っていた。

「約束、守ったわよ」

「はい……! 信じておりました……!」

「よっしゃ、全員揃ったな! モヤシ眼鏡、さっさとケツ上げな!」

「モヤシとは何ですか野蛮人……うわっ!?」

もたつくルシアンの襟首をリンが力任せに鷲掴みにして船内へ放り込む。

だが、運動能力皆無のインテリが華麗に着地できるはずもなく、つんのめったルシアンは前のめりに激しく崩落――

あろうことか、腰を落として踏ん張っていたリンの、引き締まった健康的な太ももの内側へと顔面からダイブした。

「ぶふっ……!?」

「ひゃああっ!? どこに顔突っ込んでんだこのエロ眼鏡ッ!!」

「こ、故意ではありません! 物理的な慣性モーメントの……ぐへっ!?」

真っ赤になって飛び上がったリンの無慈悲な鉄拳がルシアンの頭頂部へ落ち、青年は白目を剥いて船底へと沈んだ。そんなドタバタの隙に、ルシアンにあらかじめ仕掛けていた第二排水バルブが、けたたましい破裂音とともに全開になった。

大聖堂の地下を満たしていた数千トンの水が一気に逆流し、追手として雪崩れ込んできた聖樹近衛兵たちを、怒涛の高圧水壁となって一瞬で押し流していく。

さらに、水路を突き抜けた猛烈な水流の突風が、巨大な見えない掌のようにボートの背中を力強く押し出した。

爆発的な推進力を得た木舟は、白波を蹴立てて水路の闇の中を一気に急加速した。

「きゃっ……!?」

急激な加速のGに耐えかね、フィリアの華奢な身体がふわりとバランスを崩す。

「危ないっ!」

アリアが咄嗟にしなやかな両腕を伸ばし、倒れ込んできたフィリアの身体を正面からぎゅっと抱き留めた。

互いの柔らかな吐息が触れ合うほどの至近距離。アリアの胸元に顔を埋める形になったフィリアは、ふと、少女の開いた襟元――白皙の首筋へ視線を留め、息を呑んだ。

「アリア様……! その、首元の……」

「え? 首元?」

アリアが小首を傾げると、フィリアは潤んだ瞳を大きく見開き、震える指先で少女の皮膚を指し示した。 「皮膚の奥から……七色の光が脈打っています。太古の幾何学を模したその光脈は……間違いありません。百年前の教典にすら挿絵でしか残されていない、星の理が刻む『原初の勇者の聖痕』です……!」

「……は? 虹色の光? 勇者……?」

アリアは目を白黒させながら、自分の首筋を手でペタペタと触った。

指先に伝わってくるのは、春の陽だまりのような温もりと、全身の『蒼血』と呼応してトクン、トクンと規則正しく明滅する脈動。

覗き込んだ水面に映る自分の首元には、確かに息を呑むほど澄み渡った虹色の紋様が浮かび上がっていた。

「う、うわっ! ほんとに光ってる!? なになに、皮膚の下がチカチカしてんだけど! 病気!? ていうか勇者ってあたしが!? 嘘でしょ!?」

さっきまで天蓋の上で神々しく大演説をぶち上げていた戦姫の威厳はどこへやら、アリアは首輪を嫌がる子猫のように首をすくめ、両手をパタパタと振り乱してボートの上でジタバタと足をバたつかせた。

「あたしはただ! あの生臭坊主どもと腐れ貴族の面の皮を引っぺがして、思いっきりぶん殴ってやるつもりで喋っただけなんだけどーっ!?」

「ぶっ……ぎゃははははッ!!」

その凄まじい落差に、太ももをさすっていたリンが腹を抱えて大爆笑した。

「最高だぜアリア! 自分が勇者に選ばれたことすら気づいてねえで、ドレス破いて飛び降りてきやがったのかよ!」

「わ、笑わないでよリン! ほんとに聞いてないのよこんなの!」

「まったく……後先考えずに野生の勘だけで突っ走るからそうなるのです」

頭のコブを押さえながら這い上がってきたルシアンが、深く長いため息をつき、歪んだ眼鏡を指先でクイと押し直した。

「ですが殿下、あの石盤がフィリア様の祈りと貴女の言葉に呼応して起動した以上、数理的にも理屈の上でも、貴女が星に承認された本物の勇者ですよ。……まあ、前代未聞に落ち着きのない勇者ですがね」 「うぅ……嫌味眼鏡まで……!」

アリアがリスのように頬を膨らませ、唇をへの字に曲げた、その時だった。 和やかな空気を、世界の理そのものを塗り潰す「絶対的な破滅の音」が断ち切った。 キィィィィィィィィン――――……ッ!! 耳孔の奥、頭蓋の骨そのものを直接削り取るような、常軌を逸した超高周波の魔導ノイズ。

「くっ……!?」「な、何この音……!?」

鼓膜を突き破らんばかりの怪音に、アリアとリンが咄嗟に両手で耳を塞ぎ、フィリアは短く悲鳴を上げて肩を激しく震わせた。

大聖堂の鐘楼、帝都全域の街角に配備された広域通信魔導塔、そしてルシアンの眼鏡の受信回路に至るまで、大陸全土の通信網が一斉に強制励起され、甲高い悲鳴を上げている。

「通信帯域の強制ジャック……!? 馬鹿な、暗号鍵の全プロトコルが一瞬で蒸発しただと……!?」

ルシアンが激痛に顔を歪め、通信回路を遮断しようと魔導書をめくるが、数式そのものが白熱して指を弾かれた。 直後、聖都の空を覆う天蓋結界の全面に、そしてすべての魔導受像面に、強制投射された映像がノイズと共に焼き付けられた。 映し出されたのは――西大陸の東方絶対境界、全幅十二キロメートル、高さ八十メートルを誇る巨石水門『ポルト・ヴェルデ』の姿だった。 だが、そこに「不落の城塞」の威容はなかった。

中央の要石が、まるで豆腐でもスライスされたかのように、不可視の直線によって美しく、冷酷に両断されていた。

厚さ三十メートルの巨石構造物が音もなく真っ二つに裂け、数千年の間、東の海へ猛毒の汚泥を捨て続けてきた巨大な文明の元栓が、重力を失ったようにメア・アビスの濁流へと滑落していく。 駐屯していた帝国正規軍十万は、血の一滴すら流すことなく、中枢神経と魔力循環を一瞬で完全に断絶され、武器を取り落として等間隔に泥濘へ倒れ伏していた。

外傷のない、完全なる一撃での無力化と沈黙。

たった一人の青年の、手首の返し一つで執行された、あまりにも静謐な機能停止。 そして――崩落した巨石の頂。

逆光の中に佇む、漆黒の外套を纏った一人の青年の影があった。

顔の輪郭すら判別できぬ暗がりの中、背後には重力を歪めて自律浮遊する全長二・五メートルの『黒骸の断罪柱』が寄り添っている。

チチチ……、チチチ……。

柱の内部から響く、エルの遺産――超高精度リールの乾いたクリック音だけが、通信の向こうから不気味に、規則正しく耳朶を打つ。 青年は無言のまま、ただ一言も発することなく、冷酷な絶対の捕食者として西の大陸を見下ろしていた。 代わりに通信魔導器の前に進み出たのは、黒と朱の耐火羽毛を広げ、鋭利な嘴と猛禽の面を掲げた空爆軍団長――灰翅族の焦熱のヴォルクだった。

その喉から放たれたのは、百年間、大地と海を殺され続けてきた先住民族の、魂を削るような苛烈な咆哮だった。

『――西大陸の偽善者ども、刮目して見よッ!!』

怒号が、帝都全土のスピーカーと天蓋を震わせる。

『我が主、二代目魔王様の手により、貴様らが誇る不落の水門ポルト・ヴェルデは、たった今、真っ二つにへし折られた!』

『百年間! 我らの海に猛毒のヘドロを垂れ流し、腐海を窒息させ、子どもたちから呼吸を奪い続けてきたツケを払う時が来たのだ!』

『これより魔王軍全軍をもって、貴様らの欺瞞の元栓を塞ぎ、その文明を更地へと均してやる! 震えて待つがいいッ!!』

プツン、と通信が途絶えた。 静寂。

そして次の瞬間、遥か東の地平の果てから、大地そのものを引き裂くような超弩級の地鳴りが、遅れて帝都の足元を激震させた。

ポルト・ヴェルデの崩壊に伴い、境界内海メア・アビスの猛烈な高濃度濁流が、西大陸へ向けて「逆流」を始めた衝撃波。 聖都アルシリアの中央広場から、地獄のような阿鼻叫喚とパニックが爆発するのが、遠く離れた水路の出口にまで響いてきた。

百年間、偽りの神話の上でふんぞり返ってきた支配者たちが、腰を抜かして逃げ惑う音が聞こえるようだった。

「ぽ……ポルト・ヴェルデが……落ちた……?」

ルシアンの唇が小刻みに震え、魔導書を握る指先が白く強張っていた。

「全幅十二キロの防潮要塞ですよ!? 帝国軍の最高戦力が集結していたはずの防衛線が……一撃で……!? あんな質量、どんな魔導理論を用いても説明がつかない……!」

「……おいおい、嘘だろ」

普段は何事にも動じないリンすらも、手首のバンデージをきつく握り締め、琥珀色の瞳孔を極限まで見開いて東の空を睨みつけていた。

戦士としての天性の直感が、あの映像の奥に佇んでいた黒外套の影から放たれる「大陸規模の絶対的な捕食者」の気配を嗅ぎ取り、全身の産毛を総毛立たせていたのだ。

「あの男が……」

フィリアが、血の気の引いた指先で胸元のクリスタルをぎゅっと握りしめた。

そのエメラルドの瞳に浮かんでいたのは、先刻までの安堵の光ではない。

映像に映った黒い影――底なしの哀愁と虚無を纏うその佇まいに触れた瞬間、魂の芯を冷たい氷で撫でられたような、痛切な戦慄が少女の横顔を硬直させていた。

「東から……すべてを更地に均しに、来るのですね……」

「今すぐ退路を再計算します!」

ルシアンが血相を変えて叫んだ。

「東へ向かうなど狂気の沙汰です! 水門が破られた今、全軍の濁流が押し寄せてくる! 西の山脈か、中立都市メルカトリアへ逃げるべきです! まともにぶつかれば一瞬で消滅させられますよ!」

逃げ場のない絶望が、冷たい水霧となって四人を包み込もうとしていた。 ――だが。

「……逃げて、どうするのよ」

静まり返るボートの上で、凛とした涼やかな声が、絶望の冷気を鋭利に切り裂いた。

全員の視線が、アリアへと集中する。

破り捨てたドレスの裾から覗く、しなやかな脚。

その首筋には、皮膚の下を巡る『蒼血』と混ざり合い、淡い七色の虹の光彩となって静かに、力強く息づく『原初の勇者の聖痕』があった。 アリアは東の空――黒煙と濁流が立ち上り始めている地平線を見据え、腰のホルダーに収まる儀礼用短剣の柄へと迷いなく指を掛けた。

「アリア殿下……!?」

「勇者だかなんだか知らないけど……! あの水門のすぐ外側には、国から見捨てられてもなお、懸命に生きてるエスチュアリーの干潟の人たちがいるのよ!」

アリアは振り返り、菫色の瞳に揺るぎない烈火を宿してルシアンを射すくめた。

「あんな化け物が押し寄せてきたら、真っ先に踏み潰されちゃうじゃない! それに、水門が壊れたなら、東の毒泥がこの内陸まで逆流してくるのよ!?」

「それは……ですが、帝国軍や教会の騎士団が迎撃を……」

咄嗟に口にしたものの、ルシアンの声は途中で力なく萎んだ。

宮廷の腐敗を誰よりも知る彼自身、門閥や教職庁が前線を見捨て、我先にと内陸へ逃げ出すであろう醜悪な現実を、頭脳の奥底で痛いほど理解していたのだ。

「あいつらが民を守るわけないでしょ! さっき壇上で、自分たちの保身のために怯え切ってたツラを見たでしょうが!」

アリアの鋭い一喝に、ルシアンは唇を噛み締め、返す言葉を失った。 アリアはボートの舳先へと力強く歩み出ると、三人の仲間たちを真っ直ぐに見据えた。

「家柄も、教会の押し付けも、大人の都合も全部関係ない!」

少女の声は、夜明けの東天を切り裂く清水のように、どこまでも澄み渡って響き渡った。

「国が逃げ出したって、あたしたちが民を見捨てる理由になんてならないわ! あたしたちの道は――この四人で、一緒に決めていくの!」

その双眸の奥底で、かつて世界を救った少女と同じ【黄金の光芒】が、爛々と輝きを取り戻していた。 「……へっ」

リンの唇が、凶暴な笑みの形に吊り上がった。

恐怖に震えていたはずの膝から迷いが消え去り、野生の血が沸騰するように全身を駆け巡る。

「違えねえや! あの生臭坊主どもに街を明け渡すくらいなら、化け物相手にひと暴れしてやった方が百倍マシだぜ!」

リンは拳を胸の前で打ち鳴らし、パチリと青白い闘気を弾けさせた。

「ふふっ……そうですね」

フィリアもまた、胸元の偏光クリスタルを両手で包み、穏やかに、だが凛として頷いた。

「私の祈りは、もう二度と誰かを犠牲にするためには使いません。アリア様と共にお供いたします」

二人の少女の熱量に挟まれ、ルシアンは天を仰ぎ、深いため息とともに歪んだ眼鏡のブリッジを押し上げた。

「……まったく。非論理的にも程がある」

自嘲するように呟きながらも、青年のネイビーブルーの瞳からは、先刻までの怯えは消え失せていた。

魔導書の白紙の頁へ、魔導ペンを走らせる。

「生存確率は極めて低い。ですが――東の汽水域『エスチュアリー』の地勢と水流勾配を利用すれば、防衛線を構築できる変数はゼロではありません。……付き合いますよ。僕の計算の完全性を、証明するためにね」

「決まりね!」

アリアが腰の白銀短剣を鞘走らせ、白銀の刃先で空を鋭く指し示した。

水路の出口を抜け、視界が一気に開ける。

眼前に広がるのは、帝都の外郭を潤すはずだった大河と、その遥か東――濁流と黒煙が立ち込める最前線への水路。

「行くわよ、みんな! 目指すは東の最前線――汽水域エスチュアリー!」

四つの異なる光が、一つの強靭な矢となって、欺瞞の帝都を背に疾走を始めた。

百年の因果が交錯する、新たな時代の戦いの幕が、いま切って落とされた。

(第八話 完 / 第一幕『新世代の胎動と白銀の反逆』 完結)

(第九話・第二幕『東方逆流と泥濘の邂逅』へ続く)


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