表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
科学の知識で異世界旅  作者: 察知
プリズン山脈

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

89/101

おじいちゃん

対天魔用魔力制限印の話を遠くからこっそりと聞いていたアレスは、意外と悪くないシュミトの会話の内容に、やはり自分も混ざりたくなってしまい、壁画の近くからコソコソと5人に近づいてきていた。

「それで、この印ってどんな効果があるんだ?」

「このタイプの印は、対象の魔力低下、活力の低下、それと対象に強い恐怖心を与える効果があるそうじゃのう」

「活力の低下、それに強い恐怖心ねぇ、、、」

その状態に心当たりがあった4人は、こちらに少しづつ近づいてきているアレスの方に振り向いた。

「魔王軍と渡り合った凄い悪魔か、中々嬉しい言われようだな」

アレスは胸を張りながらラオト達の方へやってきた。

「え、え?、え!?、この印の対象って、本当にアレスなの!?」

「そうだ、これは我を恐れた魔王軍が作った魔法陣なのだ」

「魔王軍が恐れた悪魔って、アレスの事だったのか!」

「まぁ、昔にな」

「過去の栄光、だねぇ」

スティアがからかうようにアレスを挑発したが、アレスは反発せずに、むしろその言葉を認めていた。

「、、、今回ばかりは堕天使に言い返せないな、我も昔は魔王軍相手に1人で奮戦する程強かったのだがな、、、今や十災魔神一人相手にも苦戦するほどになってしまった」

「、、、えっと、失礼かもしれないけど、それってなんでなんだ?魔法の訓練をサボっていたからとか?」

「そうではない、我は堕天使のようにサボったりはせず、毎日のように魔法を鍛え続けていた」

「それじゃあなんでなんだ?」

「、、、優秀な魔法が増えたからだな」

「優秀な魔法が増える?魔法が増えると、なんでアレスが弱くなるんだ?」

「我々のような古い者にとって、最近の魔法は複雑で便利すぎるのだ、最近の魔法を習得するのに我が苦戦している間にも、新しく生まれた若者達はそれらの便利で強力な魔法を次々と取得していく、我が使う鍛え上げられた古い魔法も、未熟者の使う最新の魔法には敵わないと言う事だ、その最新魔法の使用者が、さらに魔法を鍛えたなら尚更だな」

「なるほどな、長生きするのもなかなか大変なんだな」

「まるで時代に取り残されたおじいちゃんみたい!」

「なんだと!堕天使こそ、使用するのは古い魔法ばかりではないか!」

「フン!私は覚えるのがめんどくさいから古い魔法を使ってるだけだし!私が本気になれば、最近の魔法なんて一瞬で覚えられるもん!」

アレスとスティアが言い合う中、シュミトは衝撃のあまり固まっていた。

「ほ、本当じゃのか、、、?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ