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科学の知識で異世界旅  作者: 察知
プリズン山脈

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65/101

主導権争奪戦

真ん中の顔が威風堂々と名を名乗ると、それに続き左右の顔も名を名乗った

「僕もキオンだよぉ」

「、、、俺もキオン!!!」

「そ、そうか」

ラオトは、全員がキオンと名乗った事に少し混乱したが、この世界ではそういう事もあるんだろうと、独自の謎理論で納得した

「自己紹介も終わった事やし、早速本題に入ろか」

「本題、、、この城にいるって事は、私達がここに来るのを待っていたんでしょ」

「せやせや、話が早くて助かるわぁ」

キオンはその場にゆっくりと座り込み、敵対心がない事をラオトら3人に示した

「アンタらがこの城に来た理由は分かってるで、この城にある魔法陣を狙いに来たんやろ」

「そうだ」

「僕らはぁ、魔王様に言われてぇ、君達からぁ、この城をぉ、守りに来たんだよねぇ」

「つまり「魔法陣を渡して欲しくば、俺と戦え!」って事か?」

「おおぉ!話が早いやん!それじゃあはよ戦おか!」

キオンは勢いよく立ち上がり、今にも攻撃を仕掛けてきそうになったが、左の顔が急いで真ん中の顔を静止した

「ちょっとぉ、ソポスから言われた事忘れたのぉ?」

「あんな虫ケラの言う事なんて聞かんでええねん!俺は早く戦いたいんやぁぁぁ!!」

「、、、落ち着け!!!」

「お前はうるさいんやぁぁぁぁ!!!」

ラオト達は「アンタも結構うるさいよ」とツッコミを入れそうになったが、今はそれどころではなかった為、ツッコミの衝動を必死に抑えた。

真ん中の顔は今にもラオト達に飛び掛かるように体に指示したが、左右の顔はそれを必死に止めた。今にも戦おうとする真ん中の顔と、一旦待ってほしい左右の顔によるキオンの体の主導権争奪戦は、キオンの体の中で激闘を繰り広げた。真ん中の顔の令により足を前に出そうとするが、左右の顔がそれを阻止し、ようやく前に出した足も、左右のキオンによって元の位置に戻された。キオンの足は何回も上下し、一歩進んだと思ったら一歩戻り、一歩進んだら一歩戻るという事が何回も続いた。キオンの事情が分からない3人は、目の前で足を上げ下げする滑稽なキオンに対し、困惑しつつも、思わず笑い出しそうになった。

1対2では、いつまで経っても体を動かせない事を悟った真ん中の顔は、渋々左右の顔に従うことにした

「ちっ、1対2とかズルいねん、もっと正々堂々ブツブツブツ、、、」

「えっと、、、終わったの?」

「やっと真ん中が止まってくれたよぉ、これで話し合いが出来るねぇ」

「話し合い、、、何を話すんだ?」

「それはねぇ、、、」

右の顔はソポスから言われていた事を、ラオト達にしっかりと話した

キオン(真ん中の顔)


好きな物、肉 戦い 骨

嫌いな物、野菜 退屈な時間 ソポス

役職、魔王軍 十災魔神

得意属性、火 (土)


キオン本体の真ん中に位置する顔で、キオンの三つの顔の自称リーダー。獰猛な性格で、常に強者や戦いを求めている。しかし、戦いといっても力と力の勝負が好きなだけで、嘘や罠などの卑怯な戦法は大嫌いである。その為、それらを専門としているソポスとは気が合わず、いつもソポスの言う事を無視している。それでも結局、左右の顔に言われて、渋々ソポスの作戦に加担している。

左右の顔との関係は悪くなく、「話を聞いてよぉ」とうるさい右の顔や、訳のわからない言葉を覚えてくる左の顔にイラつく事もあるが、それでも喧嘩するだけに収まっている。

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