決闘予告
「おっと、自己紹介がまだだったな。俺様はヴァマイ、ギンガス一の武勇を誇る偉大な重戦士だ」
「よろしくヴァマイ。私は」
「おっと!自己紹介はいらないぜ、お前達の名前の功績は死ぬほど聞いてきたからな!というか、あと1人足りなくないか?」
「あぁ、今寝てるの。それより、そんなに私達の名前が蔓延してるの?」
「あぁ、お前らにも見せてやりたいぜ。そうだ!次は俺様達の街に来いよ!みんな歓迎してくれるぜ!」
「残念だけど、勇者御一行の目的地はもう決まってるよ」
「分かってるそんな事!どうせ鳥人の国だろ?」
「そう。というか、グラフィキィリも寄り道で、本当の目的地が鳥人の国なんだけどね」
「、、、じゃあこうしねぇか?この町には鳥人の国の隊長が居たよな、俺様とそいつが戦って、もし俺様が勝ったら、お前達は俺達の街に来るんだ」
「、、、え?」
ヴァマイの突然の提案に、ウィンディ達もイレモスも頭を傾げた。
「突然だねぇ」
「こうすりゃ、お前達を俺達の街に連れて行けるし、鳥人共の主力とも合法に戦えるからな!」
「普通、連れて行く本人達と戦うものじゃないの?」
「負け戦をする程、俺様も馬鹿じゃねえ。鳥人の野郎となら、俺様も良い勝負ができると思っただけだ」
「突然巻き込まれるケラヴノス、、、まぁ、その勝負を行うかは本人に聞かないとだね」
「いやいや!私達の意見は!?」
その時、空から隕石のようにケラヴノスが降ってきたのだった。そして、豪快に着地したケラヴノスは、鋭い羽をヴァマイに向けた。
「逆賊共め!我が相手になろう!皆、下がっているのだ!」
「言ったそばから来た、、、」
「凄いタイミング、、、」
「おいおい、こんな仲間が誰かも判別出来ないような奴が主力だって?鳥人の国も大した事ないな」
「貴様の方こそ、わざわざ自身の襲来を地響きで知らせてしまうとは、愚かなものよ」
「、、、あの、ケラヴノス?今の言葉聞いてた?」
「今の言葉?、、、、、、、あっ」
どうやら、ケラヴノスはヴァマイ達が味方である事に気が付いたようだ。
「失敬、其方達がギンガスの援軍か、逆賊と勘違いしてしまった」
「俺様達が来るって知っててこのザマか?」
「まぁまぁ、予告の時が迫ってるから敏感になってるんだよ」
「それよりだ、コイツが鳥人共の隊長なんだな?」
「そうだよ」
「おいお前、俺は様と勝負しねぇか?」
ヴァマイはケラヴノスに、ラオト達の旅路を掛けた勝負をしたいという事を伝えた。
「良いだろう。我も、ギンガスの者と戦ってみたかったのだ。ただ、一つ良いか?」
「なんだ」
「我が勝った時の事なのだが、その時は勇者殿達と戦わせてほしい」
「え?」
「良いだろう」
「は?」
「交渉成立だ」
「えぇぇぇ!?」
「決まりだね、ただ、戦いは明日の戦の後にしてね」
「おうよ」
その後、勝手に話が決まってしまったウィンディ達は、巨人族達とケラヴノスが居なくなった隙に、イレモスに文句を言いに言っていた。
「ちょっと!私達許可してないよ!」
「そうだよ!私ケラヴノスとは戦いたくないよ!」
「俺も、早く鳥人の国に行かなきゃなんだよな」
「まぁまぁ大丈夫、どっちの要望も叶えさせないから」
「えっ?どういう事?」
「それは後でのお楽しみ」




