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異世界は想像通り?(旧 科学の知識で異世界旅)  作者: 察知
伝統主義者の乱

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収束

幹部と思われる者と戦うウィンディとアレスに対し、ラオト、ホルス、スティアの三人は強敵に止められる事なく青い装備の軍団を倒し続けていた。ただ、倒し続けるといっても、倒し切る前に必ず逃げられてしまう為、実際には追い払うと言った方が正しい状況となっていた。

「うーん、倒そうとしてもすぐ逃げるし、、、本当に何が目的なんだ?」

ラオトがそんな事を思っていたその時、辺りに謎の鐘のような音が響き渡った。そして鐘が鳴り終わると同時に、町が恐ろしい程に静かになったのだった。

「えっ、、、どうしたんだ」

ラオトは不安になりながらも町を探索すると、少し行った所で自分と同じように混乱しているグラフィキィリの兵士達を見つけたのだった。

「あっ、ラオト様」

「良かった、なんかの魔法でみんなやられちゃったのかと思ったよ、、、ところで、何で急に静かになったのか分かるか?」

「それが、私達と戦っていた者達が、あの音が聞こえた瞬間、一斉に逃げ去って行ったのです。恐らく、他の地点でも同じ事が起こっているのかと」

「そういう事だったのか。いや、本当に何が目的なんだ?」

「分かりませんね、、、私達は町の被害を確認しますので、ラオト様はフミフサさんに敵が引いた事をお伝えください」

「あぁ、分かった」

襲撃が終わり、家や店から出てきて被害を確認する住人達を横目に見ながら、ラオトはテープ台の建物へと向かっていった。

「(人は襲われてないのに、建物への被害が本当に甚大だな、、、復興には時間がかかりそうだな、せっかくの夢の町が、、、悲しいな)」

そして、ラオトがテープ台の建物へと辿り着くと、そこには既にウィンディ、ホルス、スティア、アレスのいつもの四人と、フミフサ、イレモス、ペディ、フェルサのグラフィキィリの四人が揃っていた。

「おぉ、ラオト君も来たみたいだね、全員集合だ」

「やはり、皆様ここに集まるのですね」

「ちょうど良いね、襲撃は一旦収まったみたいだし、アイツらと戦った主力君達の意見を聞きたかったんだ」

「意見?」

「あぁ、奴らと戦ってみて、行動の動機とか目的とか、何か分からなかったかい?」

「いや、全然分かんなかったよ」

「あぁ、建物を壊そうとしている事しか分からないな」

「そうだね、私とアレスが戦った幹部らしき人達も、あの音がなったら直ぐに撤退しちゃったし」

「やはり分かりませんね、、、私も、この第二波予告が書かれた手紙しか見つけられませんでしたし」

「、、、うん?フェルサ、今なんて言った?」

「やはり分かりませんね、ですか?」

「その後じゃない?」

「第二波予告が書かれた手紙しか見つけられなかった、の事ですか?」

「、、、」

その場にいた全員が、フェルサの発言で固まってしまった。

「、、、フェルサって、お馬鹿なの?」

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