状況確認
音のする方へ駆けつけると、そこではウィンディ達四人と、倒れた複数人の青い装備をした者達がいたのだった。
「あっ、ラオト!それに町長さんも!」
ウィンディ達と合流したラオトとフミフサは、四人から情報を聞き出したのだった。
「何があったんだ?コイツらは誰だ?」
「分からないの、、、壊れた城壁から町に入って来て、建物を壊そうとしていたから私達で止めてたの」
「建物を壊そうと?どういう事だ?」
「分からないの」
「全く、何という不届者共だ」
「あぁ、他にもコイツらの仲間が居そうだし、俺達も散らばるか?」
「いや、四人は僕について来てほしい、まずは現状確認を先にしよう」
「えっ?ほっといて良いの?」
「あぁ、相手が何人いて、何が目的なのかを探るのを優先したい。町は修復すれば良いさ」
「、、、分かった」
ラオト達はフミフサに付いていき、あのホッチキスのような見た目をした建物へとやって来たのだった。そして、そこにはイレモス、フェルサの二人が待っていた。
「皆様!そして町長!ご無事で何よりです!」
「めんどうくさい事になっちゃったねぇ」
「二人が無事で良かったよ。ところで、ペディはどこだい?」
「ペディは兵士を引き連れて戦っています。しかし、相手も中々数が多いようで、、、兵士が足りていないとのことです」
「なんか服装が豪華なのも居たしね」
「そうか、、、イレモスは至急、付近の町や国に軍を要請してくれ。フェルサは僕に付いて来てほしい」
「承知しました」
「はいはーい」
その後、フミフサとフェルサ、そしてラオト達五人は、その場で臨時の作戦会議を始めたのだった。
「フェルサ、相手はどれくらい居るんだ」
「ペディが言うには、百人程度との事です。そして、イレモスが言っていた通り、中には指揮官のような者も目撃されたとの事で」
「なるほど、、、町のみんなはどうなっている」
「それが、彼らが攻撃しているのは建物だけらしく、町の住民は一切襲われていないとの事」
「えっ?じゃあ尚更何が目的なんだろう」
「分からない、ただ、住民達が襲われないというのは非常に大きな情報だ。これなら制圧に多少時間がかかっても大丈夫」
「まぁ、建物を壊している時点で、敵という事には変わらないけどね」
「そうだな。では早速、我は出撃するとしよう」
そう言うと同時に、アレスは建物から飛び出して行ったのだった。
「あ!ずるい!アイツらは私の獲物なんだから!」
そしてアレスに続いて、スティアも建物を飛び出した。
「心強い二人だね、後で感謝しなくちゃ」
「うん。じゃあ二人に続いて、俺達も行くか」
「うん!」
「おう!」
「ありがとうラオト君、ウィンディ君、ホルス君、物凄く助かるよ。ただ、相手の戦力は未知数、特に服装が豪華な指揮官らしき人物には注意してくれ」
「分かった」
そう言い残し、ラオト達も建物を出て行った。
「、、、青い装備、あの男が関係していそうだな」
「やはり只者ではなかったようですね」
「あぁ、まずは奴らの目的を探らなくちゃだな。それと、あの男にも話を聞かなくては」




