武勇伝
ラオトがペディ達と共に町を出ている間、他の四人は町を満喫していたのだった。
「そう!私達は予想外のプロクスの襲来にも怯まず、咄嗟にこう判断を下したの!ブラキナはきっとホルス達が倒してくれるから、私達はコイツがホルス達の邪魔をしないように足止めしなきゃ。ってね!」
「そのスティア達の足止めのおかげで、俺達は無事にブラキナを倒せたって訳だ」
「おぉぉぉ!!流石は十災魔神を二人も倒した勇者様!実力も信頼も段違いだ!」
「このまま魔王軍を倒しちゃえ!!」
広場にて、スティアとホルスの二人は自分達の活躍を聞きに来た人々にエントモス熱帯林での戦いを少し誇張して熱弁していたのだった。そんな二人を、ウィンディとアレス、そしてフミフサの部屋でペディと言い争いをしていた女性が遠くから見ていたのだった。
「ふふふ、賑やかなお客様ですね」
「全くだ、皆からの支持が必要なホルスはともかく、堕天使にはもう少し謙遜というものを覚えてほしいな」
「いえ、町の皆様も盛り上がっていますし、私自身も楽しませてもらってますよ」
「、、、そういえば、ラオトを見ないけど、どこ行ったんだろう」
「ラオト様は誘拐されましたよ」
「えぇ!?」
「ふふ、冗談です。ラオト様は指揮官と共にグラフィキィリの外へと外出されました、しばらくしたら帰って来ますよ」
「そ、そっか、、、もぉ!びっくりしたじゃん!」
「ふふ、ウィンディ様は仲間思いですね、素晴らしいです」
「まぁね」
「、、、ところで、タルロスはどこに行ったのだ?タルロスもまた姿が見えないが」
「あの方も別の広場で見物人を集めているようですよ、何やら魔法についてを話しているようで」
「そうか、それは気になるな、、、ウィンディよ共に行かぬか?」
「良いよ、フェルサさんは?」
「私はもうしばらくあのお二人の話を聞いています」
「そっか、じゃあ私達は行くね」
「えぇ、また会いましょう」
ホルスとスティアの話を聞くフェルサを置いて、ウィンディとアレスはタルロスを見つけに、町を歩いて行ったのだった。
フェルサ
好きなもの、お金 冒険談 笑えない冗談
嫌いなもの、赤字 資金の浪費 うるさい商人
職業、経理官
使用属性、毒
グラフィキィリの経理を担当する経理官。
非常にお金に貪欲で、その優れた節約術とお金に対する理解からグラフィキィリの経理官を任されている。
お金を節約する為に食事や娯楽は非常に質素なものとなっているが、町の管理職としての威厳を保つ為、服装や髪型などにはお金をかけているのだという。
しっかりしてそうに見えるが、実は他人を揶揄うのが大好きで、会話をする中に冗談を入れてくる事が度々ある。また、たまに笑えない冗談を言う事もあり、その度に場が凍っているのだという。そして、まれに笑えない真実を言ってくる為、その度に場はパニックになっているのだという。




