世間話
フミフサと別れたラオトは、町の建造物を見て回っていた。
「凄いな、、、質感とかまでそっくり、どうやって作ったんだろう」
「話終わった?」
ラオトが町の建造物に見惚れていると、突然背後から声を掛けられた。びっくりしながら背後に振り向くと、そこにはフミフサの部屋までラオト達を案内した青年が立っていた。
「え?あ、あぁ、一旦終わったな」
「そっか、、、あっ、自己紹介がまだだったね、僕はイレモス、グラフィキィリの、、、やっぱ座って話そっか」
その後、ラオトはイレモスに連れられて、飲み物の形をしたキャップの付いたペンのような店へとやって来た。そして椅子に座り、お互いに飲み物を飲みながらのんびりと会話をしたのだった。
「改めまして、僕の名前はイレモス、グラフィキィリの、、、あぁ美味しい」
「、、、」
「ごめんごめん、僕はイレモス、グラフィキィリの外交官をしてるよ」
「俺はラオト、よろしくな」
「よろしく、ところでさ、君達って凄いね」
「凄い?何がだ?」
「十災魔神を二人も倒した事だよ、僕外交官やってるから分かるけど、最近は君達の話題で外交官中が大盛り上がりになってるんだよ」
「へぇ、そうなのか」
「謙虚だねぇ、もうちょっと自慢しないと損だよ?ただ、あの天使君程自慢し過ぎるのも良く無いけどね」
「あの天使君って、、、スティアの事か」
「そうそう、、、まぁ、あれくらい賑やかなのが居た方が旅は楽しめそうだけどね」
「そうだな」
「あぁそうそう、君はこの町に興味があるんだよね?」
「あぁ、そうだ」
「珍しいね、、、まぁ、この町の武器とかは、それ目当てに来る人も居るけど、この町を目当てに来るのはなかなか居ないよ」
「そうなのか。というか、この町の武器ってどんな感じなんだ?」
「おぉ武器にも興味ある感じ?じゃあ見に行こっか」
「えっ?見せてくれるのか?」
「良いよ、付いてきて」
飲み物を飲み干したラオトとイレモスは、ラオトの持っていたカードを店員に見せて店を退店した。その後、ラオトはイレモスに連れられて町の端のホチキスの形をした建物へとやって来たのだった。その建物へと入ると、そこにはフミフサの部屋で言い争いをしていた少女と数十人のグラフィキィリの兵士が待っていた。
「おっと、取り込み中だったね」
「えっ?アンタ達何しに来たの?」
イレモス
好きなもの、甘いジュース お菓子 音楽
嫌いなもの、ペディの悪ノリ フェルサの催促
職業、外交官
使用属性、氷
グラフィキィリの外交官。
外交官にあるまじきマイペース過ぎる話し方ではあるが、一応外交官としての腕前は確か。
戦闘は一切できず、魔法もあまり得意ではない為、町の内政に専念しており、内政と戦闘もこなすフミフサやフェルサ、そしてペディには頭が上がらない。その為、フェルサやペディから使いっ走りにされる事もしばしば。ただ、本人的には町の役に立てているだけで良いらしく、使いっ走りも特に気にしていないという。ただ、ペディとフェルサの不毛な言い争いに関しては、心底やめてほしいと思っている。




