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異世界は想像通り?(旧 科学の知識で異世界旅)  作者: 察知
エントモス熱帯林

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237/261

頃合い

宿へと戻ると、そのロビーにはいつものみんなが集まっていた。そして、その中にはパドラの姿も見えたのだった。

「おぉ!この大きさのラオトを見るのは久しぶりだな!」

「ラオト様、お身体が戻られたようで何よりです」

「パドラさん久しぶり!今日はどうしたんだ?」

「いえ、ラオト様の服の大きさが元に戻ったのを見て、ラオト様のお身体も元に戻られたのではないかと、急いで駆けつけた次第です」

「そうだったんだ、心配してくれてありがとうな」

「いえいえ、最近話し会う機会を作れずに申し訳ございません」

「いや、今日会えて良かったよ、丁度話し合いたい事もあったし」

「話し合いたい事?何でしょうか」

「みんなで話し合ってたんだけど、そろそろこの町を出発しよっかなーって」

「出発ですか?」

「あぁ、もうブラキナ討伐は終わったし、この町も結構堪能し終わったしな。そろそろ次の十災魔神討伐へ出発してもいい頃合いだと思うんだ」

「えぇー!まだあのパン屋行ってないのに!」

「ここ数日でいつでも行けたではないか」

「行きたい店が多すぎるんだもん!」

「、、、まぁ、名残惜しくはあるんだが、俺達冒険者は冒険してなんぼだもんな」

「そうだね、もし心残りがあるなら、また来ようよスティア」

「嫌だ!私ここに住む!」

「そうか、パドラ殿よ、申し訳ないが、この堕天使用の家を用意してはくれないだろうか」

「分かりました、それでは用意させて頂きます」

「ちょっと待って!今のは冗談だから!パドラさんも本気にならないで!」

「ははっ、そっちは相変わらず賑やかだな」

「そうだね、お別れするのが悲しすぎるよ」

「おや、サリディ様方はラオト様方とは別行動なのですか?」

「あぁ、俺達はエントモス熱帯林を出たら北に行こうと思うんだ。ラオト達の行く東とは別方向だな」

「新たな旅路が俺達を待っている、って事だ」

「そうですか、皆様、各々の道を歩むのですね」

「そうなるな」

「分かりました、それでは私は皆様の旅が上手く行くよう、物資などを準備致しますね」

「マジか!ありがとう!」

「ちなみにですが、出発の日時の予定などはございますか?」

「特に無いけど、早めにしたいよな」

「では、皆様の旅路の整理を明日行い、明後日出発するというのはどうでしょうか」

「よし、そうするか」

「では、また明日訪問いたしますね。それではごきげんよう」

そうして、パドラは宿から去って行ったのだった。

「いやぁ明後日かぁ、それまでにこの町の心残りを解消しようぜ!」

「良いね!」

こうしてラオト達とサリディ達は、様々な店を1日かけて周り尽くしたのだった。


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