結末への道のり
衝撃の真実を聞いてからしばらく経ち、ラオトはラボ内のベットの上で目覚めたのだった。
「あっ起きた。もう、驚きすぎて気絶する人初めて見たよ」
「ここは?」
「僕のベットだけど?さぁ、起きたなら早くどいて」
ラオトはピメウスに引っ張られるようにベットから下ろされた。
「あれ?パドラさんは?」
「トラウムの件で用事ができたから帰ったよ」
「そうか、、、もっと聞きたい事があったのに」
「なら僕に聞いてよ!なんでも答えられるよ!」
「なら、その予言の者は何を期待されてるんだ?」
「そりゃ予言通り、二つの世界の発展じゃないの?」
「発展って何をすれば良いんだ?俺はこっちの世界にいるのに、何であっちの世界も発展するんだ?」
「さぁ?」
「おい!なんでも答えられるって言ったろ!」
「というかねぇ、あんたは予言を勘違いしてるよ。予言ってのは結末が分かるだけで、そこに辿り着くまでの答えが分かるわけじゃないの」
「そうか、、、確かに、俺の知ってる予言っていう概念もそんな感じだよな」
「あんたが頑張れば予言通りの未来になるかもしれないし、何か選択を間違えれば予言通りの未来は訪れない、つまり、あんた次第って事。まっ、頑張れ」
「マジか、、、何か、ちょっとで良いからヒントが欲しいよなぁ」
「ヒントねぇ、強いて言うなら、自分の気持ちに正直になるとか?」
「自分の気持ちに正直になる、、、つまりどういう事?」
「知らないよ!この事を知る前、あんたは何を目指してたの!」
「魔王に会う?」
「ならそれが正解なんじゃない!」
「、、、確かに、魔王が俺をこの世界に呼び出したなら、魔王はあっちの世界の事を知ってる可能性があるのか。なら、予言の二つの世界の発展に関わっているとも考えられるな」
「まっ、物は試しだよね、ひとまず魔王に会いに行ってみたら」
「いや、それがめちゃくちゃ難しいんだが」
「頑張れー」
「おい!」
その後、する事がなくなったラオトは、一旦宿へと帰る事にした。そしてラボから出る直前、ラオトはピメウスに最後の質問をしたのだった。
「なぁ、他の人には予言の事を話さない方が良いよな?」
「そうだね、話したらあんたに対する対応が変わっちゃうかもしれないし(それに、僕達だけが知ってる秘密っていう価値が無くなっちゃうし)」
「そうだな、なら極力話さないようにするよ」
「うんうん、まっ頑張れー」
話が終わったラオトは、背中に背負った魔道具を羽ばたかせながら宿へと向かっていった。




