考え方の違い
私個人の都合により今後の投稿時間が少し早まります。
今後は11時30分〜1時の間に投稿しますので、よろしくお願い致します。あやふやですみません、、、
他の十災魔神の情報を聞いていたラオト達。そんな中、ウィンディ達前衛組はとある事を恐る恐るブラキナに尋ねたのだった。
「えっと、、、ブラキナ?私達魔法陣を壊しに来たんだけど、それの場所を教えてほしいなーなんて」
その言葉でラオト達屋上組も本来の目標を思い出し、ハッとした表情でブラキナの答えを見守った。
「おぉ、そうであったな。其方ら付いてくるのだ」
「えっ、連れてってくれるの?」
「当たり前だ、吾輩は敗者として、勝者の其方らに尽さねばならぬ」
ラオト達はブラキナの後に付いて行くと、本当に魔法陣のある部屋へとたどり着いた。その魔法陣はキオンの城にあったのと少し違う模様をしていたが、周りの設備や大まかな構造などはほぼ一緒に見えた。
「これが、魔王軍の魔法陣、、、」
「凄い綺麗!」
初めて魔法陣を見るサリディ達も、その神秘的な魔法陣に興味を持っているようだ。
「ブラキナ、俺達を案内した以上、これは壊しちゃって大丈夫だよな?」
「あぁ、良いぞ」
「壊す、、、キオンの城の時は結構強引にいったけど、私達にアレを再現できるかなぁ」
「ゆっ、言っとくけど!もう破壊役はやらないからね!」
「どうした、破壊する手段を持ってないのか?」
「実は、、、そうなの」
「それは困っているのだな?」
「まぁ、そうだな」
「、、、では」
ブラキナは背中の大剣を取り出すと、目にも留まらぬ速さで、魔法陣をプロクスのように一二等分に切り刻んでしまった。
「あっ」
「ちょっ!」
物理的な手段を使った為、魔法陣が爆発すると思ったラオト達は、即座に守りの姿勢に入ったのだった。しかし、いくら待っても魔法陣が爆発する事はなかった。
「、、、あれ?爆発しない?」
「えっ?なんで?」
「吾輩、魔法が使えぬこの体で生きていく為、魔法や魔法陣の対処法だけは専門的に学んでいてな、今のはその成果だ」
ブラキナによると、魔法や魔法陣などの研究が盛んな魔王軍内では、既に魔法陣の安全対処法が発見され始めているのだという。
「へぇ、魔王軍ってそんな事も研究してたのか」
「安全、、、ではなさそうだけど、事故とか大丈夫なの?」
「勿論事故は起こる、しかし、その失敗のおかげで今の正確な対処法が分かるのだ」
「そうか、、、でも、研究段階で事故が起きたら、本末転倒じゃないか?」
ラオトはブラキナの言う「発展に犠牲は付き物」という考え方に賛同だったが、他の七人はあまり良い反応を見せなかった。ブラキナの考え方は、まさにあちらの世界を構成している基礎となる考え方であった為、それに否定的な皆を見ていると、やはり皆が自分とは違う異世界の人間という事がよく分かった。




