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異世界は想像通り?(旧 科学の知識で異世界旅)  作者: 察知
エントモス熱帯林

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理不尽の領域

「、、、プロクスの再生の仕組みを知っているとは言ったものの、実のところ詳細な事は分かっていない。分かっている事と言ったら、奴の一族が特殊な炎魔法を使うという事くらいだ」

「本当に教えてくれるんだ、、、それって魔王軍の機密漏洩にならないの?」

「なるだろう。しかし、奴らの強さや能力はもはや理不尽の領域、それらに対抗するには、其方らも奴らの情報を知らねばならない」

「理不尽って、そんなになのかよ、、、」

「、、、しかし、我が複数の十災魔神を相手した時は、それほど苦戦はしなかったぞ」

「、、、其方はアレスだったな、確かに其方は複数の十災魔神と戦った事があるだろう。しかし、時代は変わったのだ、かつては天使と悪魔に敵うものはいないと言われる程に天使族と悪魔族というのは強力な存在であった。しかし、魔道具や魔法の技術が発展した今、天使族と悪魔族の戦闘力というのは、もはや昔程圧倒的なものではなくなった。其方は確かに強いだろうが慢心は禁物だ、あの時代の十災魔神と今の十災魔神は別物だと考えるべきだ」

「、、、そうか、心得ておこう」

「珍しい〜!傲慢なコイツが素直に話を聞くなんて」

「何、ブラキナの話が一理あると思っただけだ」

「それで、他の十災魔神について教えてくれるのか?」

「良いぞ、まずはプロクスから話そう」

「すまん、メモ取っても良いか?」

「良いぞ」

その後、ブラキナは自身を含めた十災魔神達の情報を話し始めた。見た目や大きさなどは分からなかったが、戦い方や行動の傾向などから、なんとなくのイメージは掴めたのだった。しかし、それらの情報、とりわけ特殊能力に関しては曖昧な点が非常に多く、ブラキナの話し方から、これがブラキナの知識不足というより、根本的な情報不足が原因という事が何となく分かった。そして、先程から話していたプロクスの炎に関してもだが、プロクス一族にしか使えない、そして特殊な攻撃と圧倒的な持続回復ができるという事以外は分からなかった。

「これが吾輩の知っている情報だ、答えられぬ問いが多くなってしまい申し訳ない」

「いや、情報や戦い方を知れただけありがたい」

「ホルスがメモを取ってくれてるし、この情報は今後使わせてもらうね」

「あぁ」

ブラキナはボソッと「応援しているぞ」と心の声を漏らしたのだったが、その声はラオト達には聞こえなかったようだ。

ホルスメモ


「ブラキナから教えてもらった情報をまとめといたぜ。 今後役に立つかもな」


大司令ソポス

•魔王軍の頭脳で作戦の立案などを行っている。

•本人の戦闘力は皆無だが、強力な洗脳魔法と特殊な糸を使った遠距離攻撃を仕掛けてくる。また、部下との連携技を使うらしいが、ブラキナ本人は見た事がない。


永炎鳥プロクス

•特殊な炎を使用し、不死の戦力と回復役を担当する。

•現状倒す手段は分かっておらず、本人が降伏するまでボコボコにするのも一つの手と言われる程に厄介な存在。

•飛行戦も得意らしいが、俺達にはあまり関係ないかもな。


蒼炎狐アロぺクス

•蒼炎帝アレフの後継者となる新参の十災魔神で、まだまだ未熟。世代交代を外部の者が知ったのは俺達が初めてらしい。

•アレフと同じく本人が結界を維持している為、見つけ出して倒さねばならない。

•非常に協力な幻覚魔法を使う為、倒すのは非常に困難。また、特殊な青い炎の攻撃にも要注意。


魔仮面のゼノ

•ブラキナの元弟子の剣士で、ブラキナ譲りの俊敏な動きを得意とする。ブラキナより小柄な為、速度ならブラキナ以上とも。

•ブラキナはゼノの事をあまり話したがらなかった。昔に喧嘩でもしたのか?

•ラオトはゼノの特徴を聞いて、何かを考えている様子だった。何か心当たりがあるのか?


毒血王ヴァン

•奇襲や毒魔法が得意な厄介なタイプ。

•血のように赤黒い毒を使い、その毒は生物や植物に深刻な影響を与える。また、戦場の血と見分けがつかない為、血はなるべく触らないように注意しなくてはならない。

•非常に警戒心が強いが、同時に慢心しやすいという欠点もある為、演技をすればあっさりと倒せる可能性もある。

•ヴァンの話を聞いている時のウィンディは、、、少し怖かったな。


粘液獣ドロト

•物理攻撃が一切効かず、魔法にも高い抵抗力を持つ魔人。戦う際は長期戦を覚悟しなくてはならないらしい。

•性格は温厚で、ブラキナとは仲が良いんだと、、、この情報はいらないかもな。

•水魔法のように柔軟な戦いをしてくる為、こちらもドロトの戦い方に合わせた戦い方をしなくてはならない。


守護狼キオン

•ドロトに次ぐ鉄壁を誇り、おまけに持久力と戦闘力も高いというバランス型の戦力。

•三つの頭、そして体で違う属性を使用してくる為、対処が非常に厄介、、、あれ?俺達と戦った時、魔法を使ってこなかったよな?

•欠点が短気という面しかなく、勝つに純粋な戦闘力が求められる。(もしくはラオトのような機転)


六腕鬼ブラキナ

•六つの剣を扱い、怪力と俊足が特徴の魔人。

•魔法が使えない代わりに圧倒的な反射神経と身体能力を誇り、剣術のみで魔法を正面から対処できる。

•基本的に全方向が見えており、多方面の攻撃にも対処できるが、攻撃の対処中は脳死状態になっている為、そこを突けば勝機が見出せるらしい。ただ、攻撃できたとしても、相当な威力がないと傷をつけられないが。


漆黒の悪魔ノクス

•悪魔族最強、この一言でどれだけ強いかが分かるな。

•作戦の為、世界中を飛び回っているらしく、俺達とバッタリ会ってしまう可能性もあるらしい。

•闇魔法と悪魔族という体を最大限活かした戦闘を行い、威力、範囲、持続力、全てが飛び抜けているらしい。ただ、防御面は少し心許無く、強力な魔法を集中的に浴びせれば勝機を見出せるかもしれないらしい。


〇〇○エンネア?

•魔王に次ぐ魔王軍の最大戦力。

•一対一で勝てる者は魔王以外居ないとされており、全ての種族が協力しても勝てるかは怪しい。その圧倒的すぎる戦闘力の代わりに機動力は皆無となっており、基本は自分の城から動かないという。

•城から動かず、会ったことのある者も少ない為、情報が非常に少なく、同じ十災魔神であるブラキナでも不明な点が多いらしい。

•過去に何度か負けているらしく、その際に判明した弱点は酒らしい。また、その際の敗北によって能力が何個か失われているという。

•全ての種族が協力して互角って、、、魔法陣さえ壊せれば、戦わずに済むよな?


「以上がブラキナから教えてもらった十災魔神の概要だ、化け物が何人も居た気がするが、、、深くは考えないでおこう。意外と情報は知れたが、詳細な弱点や戦闘形式などは分からなかったな、まぁ、これ以上求めるのは流石に強欲か。ちなみに、このメモに書かれた順番は、特殊能力を除いた際の戦闘力順になっているぞ。まぁ、実際は特殊能力を使ってくるから正確な戦闘力の指標にはなっていないんだがな、だから、一つの例として見てくれ」

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