顔合わせ
「ふんふふーん、、、あれ?妖精族の方が一緒に、、、って、えぇ!?」
外で宿の近くを掃除していた店主は、ラオトが連れて来た3人を見て驚愕した。
「ちょ、町長方の皆様!ど、どどどどどうしてこちらに!?」
「フッフッフッ、あんたの宿に立ち入り検査をさせてもらう事になってな、さぁ道を開けな!」
「そ、そんな!!わ、わわわわ私、ななな何もしてないですよ!」
「ピメウス様、おふざけはおやめ下さい。急に押しかけてしまってすみません、宿の中にいる冒険者の方々と、少しお話をさせていただくだけですので、どうかお気になさらず」
「おじゃましまーす!」
そうして、騒がしく入館して行くラオト達を見送っている最中、店主はホッと一息を漏らしたのだった。
「、、、ふぅ、一部屋を私の家に改造した事がバレませんように!」
宿の中に入ったロメウスとパドラは、ここで初めてラオトの仲間達と顔を合わせたのだった。そして、ピメウスに関しては町の入り口以来の再開という形で顔を合わせる事となった。
「皆様初めまして、フェアリウムの副町長を務めているパドラと申します。以後お見知りおきを」
「あたちロメウス!このまちのはつめいか!よろしく!」
「町長のピメウスね、よろしく」
「3人ともよろしくな、そして、、、アンタは本当に町長だったんだな」
「何?文句?」
「いや、町長にしては威厳が感じられないから」
「ひどい!まるで僕が町長に合わない可愛らしくてチャーミングなお顔で、みんなに愛嬌を振り撒く町の看板娘みたいじゃん!」
「、、、まぁ、ポジティブなのは町長として良いかもな」
「最も幼き妖精がロメウスだな?まさか、これほど幼き者が、あれほど精巧な魔道具を作っていたとは」
「うん!まどうぐつくりはたのしいよ!」
「今度、実際に魔道具を作っているところを見せてはくれないか?」
「ロメウスちゃん!こんな怖いおじさんじゃなくて、私と一緒に魔道具を作ろうよ!私なら光魔法を使えるよ!」
「いいよ!ふたりとも、こんどいっしょにまどうぐをつくろ!」
皆が仲睦まじく交流している様子を見ながら、ラオトとウィンディ、そしてパドラは作戦会議の準備を進めていた。




