満場一致
獣人の国とケンタウロス族の事について話し終わったラオト達は、次にパドラから提案されたブラキナ討伐の日時についてを話し合っていた。
「確かにな、獣人の国という防壁が無くなった今、魔王軍は次に俺達を倒す事に力を入れてきそうだよな。なら、援軍が来る前にブラキナや他の十災魔神達の城を叩いた方が良いって訳か、ラオトも動けるようになったし」
「そうだね、ラオトも一応魔法は使えるし、あと、その人の話によると小さい体はブラキナと戦う時に有効なんだって」
「、、、まぁ、ブラキナの攻撃は俺達前衛が受け止めるから、後衛のラオトには火力が欲しかったけどな」
「まぁ大丈夫でしょ!なにせ八対一だよ?私達の連携があれば余裕だよ!」
「それは、、、まぁ、けど油断は禁物だぞ、相手はあの十災魔神、事前情報通りの動きをしてくるとは限らないからな。あと俺は戦力に数えないでくれ」
「そうだね、臨機応変に行こう!」
「という訳だラオト、俺達はいつでも出発できるぜ」
サリディ達三人は自信に満ちた表情でラオト達を見つめた。
「そっちはオッケーだな、じゃあホルス、アレス、スティアはどうだ?」
「勿論大丈夫だ、さっき話した通り、俺は功績を稼がなきゃいけないから、戦いたくてうずうずしてるくらいだ」
「我も大丈夫だ、前回は参加できなかったが、今回こそは手柄を立てて見せよう。現代の十災魔神の力が如何程のものか、見るのが楽しみだ」
「何カッコつけてんの?そうやって油断して足引っ張らないでよね!私も良いよ!」
「よし、みんな心の準備はできているようだし、この事をパドラさんに伝えて、近いうちに出発しよう!」
「おー!」
皆がブラキナ討伐に乗り気という事が分かって為、ラオトとウィンディはパドラにこの事を伝えに、再びラボを訪れたのだった。ラボにはいつもの3人が待っており、ラオト達がこちらに向かっている事に気がつくと手を振って出迎えてくれたのだった。
「おかえりなさいませ、お仲間の方々との意見交流は終わりましたか?」
「あぁ、みんな近いうちのブラキナ討伐に乗り気だったな」
「それは良かったです、では、物資の準備などの為に細かな日程を決めたいと思うのですが、何か、日時の指定などはございますか?」
「いや、特にないよな」
「そうだね、けど、今のみんなのやる気が冷めないうちに行きたいよね」
「えぇ、やる気というのは作戦を成功させるうえで不可欠なものですから、ウィンディ様の考えはもっともです」
「じゃあ、、、明日とか?」
「えぇ!?それは早すぎでしょ!」
「この場に居る方だけで決定というのはあまり良くないと思いますので、今から私が宿に赴き、そこでお仲間の方々と共に日時を決めましょう」
「えっ?来てくれるのか?」
「勿論です、皆様の方から来てもらうばかりでは申し訳ないですので」
「そうか、じゃあ行こうか」
「ちょっと!置いてかないでよ!僕達も連れてってよ!」
「うん!あたちもついてきたい!」
「まぁ良いけど」
「やった!」
こうして、ラオトとウィンディは妖精族の3人を連れて宿へと向かったのだった。




