奮起せよ!ガデニダリア!
側近と調査官が帰って行った事を確認したフィロスは、ガデニダリア本部内から隠れたホルスを見つけ出し、共にロビーへと向かって行ってのだった。
「、、、凄いな、本当にみんなが協力してくれるとは」
「もう、君はケンタウロス族なんだから、もっと同族を信用してあげなよ」
「いや、信頼はしていたんだか、本当に国に逆らうとは思ってなかったな。おまけにハーピー達も協力してくれたらしいし、、、というか、なんでフィロスはハーピーが味方になってくれると分かってたんだ?が
「今回の為に、ハーピー族達の間にも噂を流しておいたんだ。効果は的面だったね。それに、ハーピー族はケンタウロス族の秘密を自分達だけが知る特別な特権だと思う筈だから、この特権を簡単に手放したりはしないと思って」
「随分と用意習得だな、アンタってここまで未来を考えて行動できる奴だったっけか」
「、、、まぁ、もちろん僕一人じゃできないから、僕が知ってる中で、確実にケンタウロス族の独立を支援してくれるであろう人達に協力してもらってるんだけどね」
「おいおい、あまり計画を外部に話しすぎるのは良くないぞ。今回は助けられたかもしれないが、いつそいつらが裏切ってくるか分からないからな」
「大丈夫だよ、その人達は絶対に僕らを見捨てない。彼らも、僕らが獣人の国から独立した方が都合が良いらしいし」
「そうか、、、まぁ、信用するのは良いが、騙されないようにしろよ」
「分かってるよ」
その後、ロビーへと戻った二人は、職員達に今回の出来事とガデニダリアの内部事情を外部の者に話す事を禁止し、ガデニダリアの職員とケンタウロス族以外にバレないよう、水面下で他のケンタウロス族を味方に就けるように促したのだった。
「みんな、僕達が獣人の国に反旗を翻すには人手がとにかく必要なんだ、君達のガデニダリアで培った人脈をフルで活かして、一日でも早くケンタウロス族の民意を統一するんだ!」
「任せとけ!」
「獣人の国の好き勝手にはさせないぞ!」
再び職員達の心が一つになったところで、今回の演説は終了したのだった。各々の職員が自らの役割を遂行する為にロビーから散り散りになっている中、ホルスとフィロスの二人は、再びとある部屋へと戻って来ていた。




