近況報告
二人がラボから宿へと向かう道は、今までよりも遥かに快適なものだった。
「くぅー!自分の意思であちこち行けるのがこんなに素晴らしい事だったなんて!」
「私も、ラオトを肩に乗っけないで済むから体が軽いよ」
ロメウスの魔道具のおかげで色々と楽になった感覚を存分に楽しみながら、二人はのんびりと宿へと帰っていったのだった。
宿へと辿り着き、さっそく中に入ると、そこではいつも通りのジャンケン大会が開催されていた。しかし、流石に皆もメモ用紙を残して消えたラオトとウィンディの事は心配だったようで、宿の扉が開く音が聞こえた瞬間、即座にジャンケン大会をやめ、帰ってきたラオトとウィンディの二人を出迎えたのだった。
「おかえり二人共、、、って、すげぇ!ラオトから羽が生えてる!」
サリディ達はラオト達二人を出迎えると同時にラオトの新しい姿にも気づいたようだった。
「ほう、それが魔道具職人に依頼した魔道具とやらか」
「すごーい!空も飛んじゃって、本当に妖精族みたいじゃん!」
「えぇー、空を飛べるのは私の特権だったのに」
「、、、アレスも飛べるんじゃないか?」
「そう!その二人みたいに、俺も自由に飛んで移動出来るようになったんだ!」
「良かったな!これで一人で動けるようになったな」
「あぁ、そこでなんだが、、、みんなと今後について話し合いたいんだ」
「かなり急だな、突然どうしたんだ?」
「実は、、、」
ラオトは今までのロメウスやピメウス、そしてパドラとの出来事や、パドラからの提案の事などを簡潔に皆に話したのだった。その話た内容の中には、ラオトが気にしていた獣人の国陥落の件も含まれていた。
「、、、」
その話を聞いたサリディ達は、みんな揃って黙り込んでしまった。一気に話すには内容が多すぎた為、皆ゆっくりと情報を整理しているのだろう。
「、、、獣人の国が、陥落か」
そんな中、最初に声を上げたのはやはりホルスだった。複雑な情報の中に混ざった故郷の陥落という情報は、やはりホルスには印象に残ったのだろう。
「、、、」
「、、、」
サリディ達はホルスに気を使い、誰も何も言わなかった。その重々しい雰囲気は、流石のスティアでも空気を読んでしまう程だった。そんな中、ラオトとウィンディの二人はパドラの言葉を信じて、ホルスの反応を伺っていたのだった。
重大な告知です!
この度「科学の知識で異世界旅」は物語の重点の変更により、タイトルを変更しようと思います。
当初は主人公が科学の世界の知識を生かした冒険というテーマで創作を進めていたのですが、私の技術不足と今思いついている今後の展開などを考えたところ、今のタイトルでは不適切と判断しました。その為、今後は新しいタイトルになると同時に、物語の重点を「科学の世界」と「魔法の世界」の繋がりに変更しようと思います。とはいえ、既にエントモス熱帯林編からはその要素が強くなっていたので、今後の話は最近の話とあまり内容は変わらないと思います。
タイトル変更の日程は、また後日ご報告致します。
いつも「科学の知識で異世界旅」をご覧いただき、誠にありがとうございます!今後ともよろしくお願いします!




