合流
スイーツを食べ終わったラオト達は、次に魔道具屋を訪れていた。ただ、こちらもラオトしか中に入る事ができず、他の4人は外からラオト越しに商品を確認する事しかできなかった。しかし、そんなウィンディ達を不憫に思ったのか、その店の店主は十個程の商品を持って、ウィンディ達に商品を直々に紹介してくれたのだった。店主が紹介してくれた魔道具達は、少し小さいがどれも高性能な物ばかりで、人間族の町では滅多に流通しないであろうレア物ばかりだった。中でも、ロメウスが設計した物は特に人気らしく、効力も凄まじいとの事だった。ラオトは、これからロメウスの作った魔道具を使う事になる事もあって、今のうちにロメウスの魔道具に慣れておくべく、ロメウスの魔道具を2つ、腕につけるリングと謎の箱のような魔道具を買ったのだった。一方のウィンディ達はラオトのように身につけるタイプの商品は使えなかった為、大きさがあまり関係ないお守りを買ったのだった。
その後もラオト達はフェアリウム中を探索し続けたのだった。妖精族エリアだけでなく人間族エリアにも行き、さらには家や店などが全くないフェアリウムの端っこの方にも行ったのだった。フェアリウムの端は良い感じに植物が生い茂っており、魔獣や虫達の居ない環境下で、安心安全の探検気分が味わえたのだった。
そうして時間を潰した後、ラオト達は宿へと帰って行ったのだった。
宿に戻ると、そこには既にサリディ達が待っていた。
サリディ達も色々な物を買っていたらしく、荷物持ちのホルスの背中には、新しい魔道具用のリュックが背負わされていた。その後、ラオト達はサリディ達と一緒に商品を見せ合ったり、どこに行って来たなどの話で盛り上がっていた。そんな事を話していると、外はあっという間に真っ暗になっていた。ラオト達は自分の商品を持って部屋へと戻り、いつも通り就寝の準備を始めたのだった。そして、皆が寝始める中、ラオトは明日への期待で中々眠れなかったのだった。明日はロメウスの作った魔道具を取りに行く日、設計図の段階ではごちゃごちゃしていてよく分からなかったが、魔道具界でのピメウスの信用を買い物で改めて知ったラオトは、その魔道具の出来をとても期待していたのだった。そして、ラオト設計図からなんとなくのイメージを作り出し、それを使いこなすイメージをしながら眠りについたのだった。




