第二試合
模擬戦が終わり、サリディが魔法を解除した事によって、辺りを覆っていた水は跡形もなく消え去った。それと同時に、ウィンディの濡れた髪や鎧についていた水滴なども綺麗さっぱり乾き、先程の出来事が何も無かったかのように、全ての水の痕跡が綺麗になくなった。
「いやぁ、2人の戦い最高だったぜ!」
「うんうん!流石メレアさんの相棒!私感動しちゃった!」
「そ、それほどでも、、、期待通りに戦えてた?」
「もっちろん!むしろ想像以上だったよ!」
「あぁ、流石は世界各地で名を馳せている剣士って感じだったな!ウィンディの戦い方が俺の魔法と相性が悪いだけで、シンプルな剣の腕前なら俺が完敗だったし、、、俺、やっぱり魔法使いになろうかな」
「ダメだよ!そしたらチームのバランスが悪くなっちゃう!魔法使いは私の役目だからね!」
「はいはい、分かってるって」
「それにしても、普段戦う事はない両者が真剣勝負をするのは、見ていて新鮮だったな」
「だろ?模擬戦を提案して良かったぜ!おかげで最高の試合を見れたしな!」
「私もみんなの戦いを見たい!誰か戦ってみてよ」
「俺も、今度は誰かの戦いを見てみたいぞ」
「うーん、それじゃあ次は誰が戦う?」
8人は周りをキョロキョロと見つめ、次戦う2人は誰が良いのか考えた。
「実力が拮抗してそうなのはスティアとアレスだけど、、、この2人が戦うと被害が大きすぎるから、町中では戦えないよな」
「拮抗!?私の方がコイツより数十倍強いんですけど!?」
「拮抗という表現は訂正してもらおう、我の方がこの堕天使より数百倍は強いはずだ」
「はぁ!?、、、いいわ、それじゃあ今決着をつけようじゃないの!」
「望むところだ、堕天使の情けない姿を皆に晒してやろうではないか!」
そう言うと、2人は宿から離れた開けた場所へと歩いて行き、そこで戦闘の構えを取り始めたのだった。
「えっ、本当に戦うのか?」
「当たり前だ、我がこの堕天使より格下に見られるのは癪に障るからな」
「それはこっちのセリフよ!」
「戦うのは良いけど、絶対に周りの建物とかに攻撃を当てるなよ!2人の攻撃が当たった建物は、木端微塵になっちゃうからな!」
「なら、攻撃が一度でも場外に出てしまったら負けという事にしよう、良いな堕天使」
「えぇ、良いわ」
「えぇ、魔法を使うのにそんな事できるのか?」




