座談
その後、町長が土下座で反省の意を示した事で、パドラのお仕置きは終わり、3人はようやく本題に入る事となった。3人は部屋の中央に用意された魔水晶の置かれた机の前に置かれた椅子に座り、目の前に置かれたお菓子をつまみながら、緊張感漂う話し合いを始めたのだった。
「さて、まずはラオト様、今日はお時間を作っていただき誠にありがとうございます」
「い、いえいえ」
「、、、もぐもぐ」
「改めて自己紹介を致しましょう、私はフェアリウムの副町長を務めているパドラと申します」
「、、、もぐもぐ」
「、、、ピメウス様?次は貴方様の番でございますよ?」
「え?あぁ、僕はピメウス、フェアリウムの町長ね」
「俺はラオト、2人ともよろしくな」
「はい、よろしくお願い致しますラオト様、それでは、早速本題に入りましょう」
「まずは何をするんだ?」
「はい、ピメウス様の要望で、ヴェルンドの町長シュミト様と連絡したいと思います」
「シュミトさんか、、、パドラさん、ピメウスから聞いているか分からないけど、俺がキオンを倒したって言ったら、どう思いますか?」
「今、僕を呼び捨てした!?なんでパドラはさん付けなのに、僕は呼び捨てなの!」
「疑うなどとんでもございません、とはいえ、私自身もプリズン山脈がどのような状況だったのかは存じ上げないので、現場の方々からの貴重な情報として、お話をお聞きしようと思います」
「パドラ!なんでコイツを援護してるの!?」
「、、、ピメウス様は、後ほど私と一緒に歴史のお勉強を致しましょう」
「勉強!?ヤダヤダ!」
「、、、少し話が脱線してしまいましたね、それでは早速、シュミト様の連絡用魔水晶に繋げますね」
「急に連絡して繋がるんですか?」
「大丈夫大丈夫、あの爺さんいっつも暇してるから」
「、、、ピメウス様?失礼な言動はとらないようにお願いします」
「はいはーい」
「ラオト様ご安心を、既にシュミト様に確認をとっておりますので、この時間帯なら呼び出しに応じてくれる筈です」
「そうか、流石だなパドラさん」
「恐れ入ります」
パドラは机に置かれた透明な魔水晶に手をかざし、目を瞑って力を込め始めた。すると、魔水晶の中が段々と濁っていき、透明だった魔水晶が黒色の魔水晶へと変わってしまった。
「これで準備は完了です、後はシュミト様からの応答を待つだけでございます」




