↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
科学の知識で異世界旅  作者: 察知
エントモス熱帯林

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

148/218

トラウマ

アレスによる「懲らしめ」が終わった後、ラオトとウィンディも混ざって、みんなでジャンケンを楽しんだ。しかし、皆徐々に眠気に襲われていき、だんだんとジャンケンも盛り上がらなくなってきてしまった。そこで、ジャンケンの続きは明日にして今日は寝よう、という考えで今日は解散する事にした。サリディ達は自分達の部屋へと帰って行き、そして部屋に残されたラオト達も、辺りが静かになった事で眠気が増していき、皆倒れるように寝込んでしまった、懲らしめられた1人を除いて。

「、、、スタスタ」

皆がベットでぐっすりと眠る中、スティアは1人で宿の屋上へと来ていた。

「、、、はぁ」

スティアは静まり返ったフェアリウムの風景を眺めながら、なにか昔のことを思い出していたようだった。

「、、、全く、あのバカ悪魔め、なんで私の嫌な記憶を思い出させちゃう訳?おかげで眠れなくなっちゃったじゃん」

スティアは柵を力強く握りしめ、アレスに対する愚痴を次々と吐き出していた。

「はぁ、アイツそんなに負けるのが悔しいの?それもそっか、私より格下ってバレないように必死なんだろうね、あー、哀れ哀れ」

スティアは自分の方がアレスより格上と、自分に必死に言い聞かせていた。それからしばらくして、スティアは暗闇のせいで、まるで空に浮かんでいるように見える魔水晶を見ながら、とある場所の事を思い出していた。

「はぁ、、、アンゲロス、今どうなってるんだろう」

アンゲロス、それは雲をも突き抜ける程の巨大な山、その頂上付近に存在する天使の国。スティアは、そんな天使の国にあまり良い思いがないようだ、いや、良い思い出は沢山ある、しかし、それを遥かに上回る程の嫌な思い出があるせいで、スティアはアンゲロスの事をよく思っていないようだ。

「、、、みんな、まだ生きてるのかな、天使は死んだらもう会えないけど、、、でも!天使が死ぬ時は、ほとんどが自分の心残りを解消できた時だから!死んだとしたらみんな安らかに死ねたよね!」

スティアは過去の友人達を思い出してみたが、その友人達の事を考えるたびに嫌な記憶も同時に思い出してしまい、結局友人達の鮮明な思い出は思い出す事ができなかった。

「、、、」

それからしばらくの間、スティアはフェアリウムの光景を眺めながら心を落ち着かせ続けた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。