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科学の知識で異世界旅 (変更予定)  作者: 察知
エントモス熱帯林

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農園

ラオトがロメウスと共にラボに入った後、ウィンディはひとりでラオトの帰りを待っていた。

「はぁ、私がいなくてもラオト1人で移動できるようにならないかなぁ、まぁその為にここに来たんだけどね、、、というか、うちらのパーティーの雑用はホルスの役割じゃん!ホルスにラオトの付き添いをやらせれば良かった!私もハルティ達とジャンケンしたいよ!」

愚痴を言いながら辺りを徘徊していると、少し離れた場所の木に、見覚えのある実がなっているのが見えた。

「あっ、あれって、、、」

ウィンディはその木の実に近づき、目での観察と魔法での検査を行った結果、それは強力な回復薬に使われている木の実だという事が分かった。

「やっぱり!本で見たまんまの見た目だ!こんな所にも生えてるんだ、、、って、え!?」

ウィンディが実のなっている木の後ろを見てみると、そこには回復薬になる実がなる木が一列に並べられている他、珍しい薬草や貴重な花などが丁寧に栽培された、小さな農園が広がっていた。そして驚く事に、その小さな農園で栽培されているもののほとんどは、栽培ができないと言われてきたものばかりだった。

「何ここ、、、貴重な薬草が栽培されてる、、、ロメウスの畑なのかな?」

ウィンディは宝の山を横目に辺りを探索すると、畑の隣に貴重な薬草や木の実が沢山入った木箱を見つけた。

「本当に栽培してるんだ、、、この薬草とかって栽培方法が分からないはずなのに、どうやってるんだろう、それに何に使うんだろう」

ウィンディは木箱から一枚の薬草を取り出し、その薬草をよく観察した。

「状態も凄い良いし、これを売ったら大金持ち、、、いや!私は泥棒なんてしないよ!それに私達お金には困ってないし!私自身は困ってるけど、、、」

ウィンディは薬草を木箱に戻した後、改めて農園を探索した。農園には貴重な薬草だけでなく、一般的に流通している薬草なども栽培されており、その薬草も状態は最高のものだった。

「凄い!こんなに生き生きとした薬草見た事ない!」

その後もウィンディは農園探索を続け、気づいた時には辺りは暗くなり、地面から生えた魔水晶が足元をぼんやりと照らしていた。

「もうこんな時間、、、やばい!ラオト待たせてたかも!」

ウィンディは急いでラボの入り口に戻ろうとした、その時、後ろから何かの視線を感じた。

「え、、、」

ウィンディは冷や汗をダラダラと垂らしながら、恐る恐る後ろを振り返った。


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