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科学の知識で異世界旅  作者: 察知
エントモス熱帯林

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122/199

メレアの行方

「、、、えっと」

「、、、」

ハルティが少し躊躇しながらウィンディに話しかけた。先程までメレアの事を話していたこともあり、ハルティがウィンディに何を聞こうとしているのか、ラオト達には分かった。その異様な雰囲気を察したのか、事情を知らないサリディとペトラの2人も話すのをやめ、ハルティとウィンディの様子を静かに伺っていた。

「、、、メレアさん、行方不明になっちゃったらしいね」

「、、、そうだね」

その話題に入った途端、先程までの明るい雰囲気から一変し、その場の雰囲気はとても重々しくなってしまった。メレアが行方不明になっていると知らなかったサリディとペトラの2人は、声こそ出さなかったものの、その表情で内心はとても驚いていることがよく分かった。

「メレアさん、、、どこ行っちゃったんだろう」

「メレア、、、メレアは、、、」

ウィンディは、自身の考えをハルティに伝えることに一瞬躊躇してしまった。メレアが行方不明になったのは魔王軍が関係しているという推測は、あくまで推測の域を出ないものであり、そんなあやふやな自身の考えを、メレアの事を本当に思ってくれているハルティに話したところで、その考えにハルティがどう反応するかが分からなかったからだった。しかし、そんな不安が過ぎる中でも、ハルティに自分の考えを伝えた方が良いと思った理由がウィンディにはあった。

「メレアが行方不明になったのは、魔王軍の仕業なの」

「、、、え?」

やはりハルティは困惑の反応を示した。それに対し、ウィンディは真剣な眼差しでハルティを見つめ続けた。すると、ハルティの強張った表情は、徐々に優しい笑顔へと変わっていった。

「、、、ウィンディちゃん、頑張ってね」

「、、、うん」

「、、、?」

ウィンディとハルティのやり取りを眺めていた6人は、なぜハルティが納得したのか分からなかった。ウィンディとハルティの会話が終わり、アレスがウィンディの気を引いている内に、ラオト達はハルティになぜ納得したのかを聞き出す事にした。

「なぁ、なんでウィンディの考えに納得したんだ?理由とか何も言ってなかったけど」

「そんなの決まってるでしょ、メレアさんが一番信頼しているウィンディちゃんの考えなんだから、私もウィンディちゃんの考えを信じなきゃ。それに、メレアさんに対する嗅覚は、私なんかよりウィンディちゃんの方がずっと優れているからね」

「なるほど?」

「まぁ確かに、メレアと共に長い間旅をしたウィンディなら、メレアの行方もなんとなく分かるって事か」

「そういう事!だから私達もウィンディちゃんの考えに従って、十災魔神を倒しに行くよー!」

「おい!俺達3人じゃ無理だろ!」

ウィンディの想定とは少し違う形になってしまったが、ハルティはウィンディの考えをちゃんと理解してくれたようだ。

ペトラ


好きな物、ジャンケン サラダ 涼しい風 

嫌いな物、熱風 走りずらい場所

職業、ケンタウロス(雑用)

使用属性、風


元はガデニダリアの従業員として働いており、その際にサリディとハルティと出会い意気投合、ガデニダリアを辞め、今ではサリディ兄妹の専属ケンタウロスとして活動している。

ホルスのように戦えるわけではないが、その代わりに足がかなり速く、自身の風属性を使えば追いつけるものはいないほどの速さになる事ができる。

ラオト達とのジャンケン大会でジャンケンにハマり、サリディやハルティと共にジャンケンを極める為の旅をしている。

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