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思考と感情は同じか、否か。
感情は感じられるもの。一方、思考は感情を認識して形を与え、理解できる形で把握するもの。しかし、感情もまた思考、或いは意識があるがゆえに生じるものではないのだろうか。
思考と感情は、形式上の区別にすぎず、本質的には同一の意識活動で合って、現れ方が異なっているだけではないだろう。
そうとも言えるかもしれない。意識あるものとしての「私」がいるからこそ、思考も感情も生じているのである。そういう意味であれば、同じ意識あるもののはたらきとしてまとめることができるだろう。
しかし、「感情」を意識あるものが理解する過程について考えてみよう。感情を私たちが理解するとき、感情が先にあって、それを対象として思考が働き、その感情について理解できる形で把握するのが思考である。つまり、感情が先で思考が後だと考えることができる。そして、感情自体は自然と発生するものであり、思考は半意識的に行うものであり、つまり受動と能動の関係であると言えるだろう。例えるのなら、長い距離を走って自分の身体から流れ出た汗を、自分の目で見て認識するのと似ているだろう。反射と認識、と言っても差し支えないかもしれない。
つまるところ、「感情は思考によって形を成す」というのが、最もしっくりくるだろう。




