第2話 ネコロンの『クリーンナップversion2』後日譚の巻
第七ステーションでは、すでに“あの事件”が伝説になっていた。
帝都科学技術省第七ステーション カフェ・オライオン
午後3:30
今日もアイゼルファンの研究員たちがアイゼルの萌え話に花を咲かせている。
研究員A「聞いた?」
研究員B「何よ?」
研究員A「ネコロンちゃんの『クリーンナップversion2』のハナシ!」
研究員C「(くすくす笑いながら)聞いたわよ!所長を第六次元送りに
しちゃったハナシでしょ!」
技官D「天井辺りでクルクルクルクル回ってたって、アイゼル様!」
研究員E「クルクル回転するアイゼル様!尊い!!!」
研究員A「ネコルンちゃんあたりが録画してないかしらね?」
研究員B「私も見たい〜〜!!」
シュイーンと自動ドアが開く音。アイゼルが入店してきた。
研究員A「(小声で)来たよ、クルクルクルクル回転した人!可愛い」
研究員B「(くすくす)六次元送りの人、、、、尊い!」
アイゼルはチラッと彼女らの方を見たが、反応せずにコーヒーとケーキを
受け取って指定席に座る。
その時、空気を読み過ぎるカフェAIキララがBGMを切り替えた。
『クルクルクルクルクルクルクルクル〜』
『まわるまわるよまわるぅぅぅううう〜〜』
研究員A「キタコレ神曲!!!!!」
研究員C「ううっ!笑っちゃダメ!!!でも耐えられない!!!」
研究員B「だっだめよ笑っちゃ!!!人の不幸なんだから!!!」
研究員E「腹筋が痛い〜」
技官D「ギャハハ、もうダメ!!!!」
キララ、即時学習完了!!!
『所長もクルクルクルクルクルクル〜』
『アイゼル博士もまわるまわるまわるよ〜〜』
研究員たち机に突っ伏して笑い死に!!!!!!
カフェ店長オライオン氏が慌てて出てきて、
オライオン「所長、すみません!
こら、キララ、クラッシックを流しなさい!」
BGMは落ち着いたピアノ曲になった。
アイゼル「カフェのAIが賢すぎるのも考えものだな、、、、」
後日ーーーー
ネコトロン「マスター、ネコロンが見つかりましたにゃ」
アイゼル「どこに?」
ネコトロン「冷蔵庫の隣りで小さくなって反省していましたにゃ」
ネコロン「、、、、ごめんなさいにゃ、、、、
次のversion3では成功させるにゃ!」
アイゼル「やめろぉぉおおおおおお!」
――第七ステーションに平穏が戻る日は、まだ遠い。




