第1話 ネコロンのクリーンナップversion2の巻
遠い未来世界のお話、、、、
銀河の数多の星を統べるフォルディア帝国を舞台に繰り広げられるドタバタ・ギャグ!
科学技術省第七ステーション所長執務室
午前11: 30頃
所長アイゼルの机の上に処理済みシュレッダー行きの書類が積み上がっている。
この時代においても紙ベースの書類の類いはあるのだ。
大抵は、電子化が進んでいない惑星からの書類である。
猫型AIネコロン「フフン、ボクの出番にゃ!!
執務室中のチリホコリ、ゴミ紙屑、全部綺麗にするにゃ!
名付けてネコロンの『クリーンナップversion2』にゃっ!」
ネコトロン「嫌な予感しかしませんにゃ、、、」
ネコロン「嫌な予感とは失礼な!!!
『クリーンナップversion2』は、全ての不要物質を
第六次元送りにするにゃ!
お部屋はピカピカにゃ!」
アイゼル「第六次元だと?
大丈夫なのか?」
ネコロン「任せてにゃ!自動選別付きで、ゴミじゃないものは吸わないにゃ。
よし!!!!
『クリーンナップversion2』始動!!!」
執務室の中に小さな竜巻が起こり、部屋のチリホコリを吸い込んでいく。
アイゼルのデスクの上の不要書類も吸い込まれた。
だんだん竜巻が大きくなっていく。
ネコロン「パワーアーーーップッ!!!!」
ネコトロン「やめるですにゃーーー!!!」
竜巻が天井近くまで拡大し、何とアイゼルまで吸い込んでしまう!!!!
天井付近でクルクルクルクル回転するアイゼル!!!!
アイゼル「うわぁああああああっ!!!」
そのうちポンっと言う音と共に竜巻は消えてしまった。
シーーーーーーン。
ポカンとするネコロンと
唖然とするネコトロン。
ネコトロン「マスターまで六次元送りにしたですにゃーーーーっ!!!!」
ネコロン、慌ててお腹の装置を逆接続して元に戻そうとする。
グニャリと天井に裂け目ができて、ゴミまみれ紙屑まみれのアイゼルが
ドタリと落ちてきた。
アイゼルの髪はボッサボサ、手にはなぜか謎の文字が書かれたカップラーメン!
アイゼル「ネコロォォォォォーーーーンッ!!!!!!!
初期化だぁあーーーーーーー!!!!!
俺をゴミ扱いするとはいい度胸だぁぁぁあああ!!!!」
ネコロン「ギニャアーーーーーーーーーーーーッ!!!」
叫びながら脱兎の若き速さで執務室から逃走!
現在、ネコロンの所在は不明である(たぶんダクトの中)。
補記:主な登場人物
アイゼル・ハインツ・テイラー博士
科学技術省第七ステーション所長。天才科学者。
男だが美人で、前髪ぱっつん+腰までの長髪が特徴。
本当は静かに研究したいが、なぜか毎回トラブルに巻き込まれる苦労人。
猫型AIたち(通称:猫ロボクインテット) アイゼルの設計・製作。
ネコロン
食いしん坊で好奇心旺盛。新機能を試してはトラブルを起こす問題児。
ネコルン
お転婆でノリのいい猫型AI。楽しいこと優先でよく暴走する。
ネコトロン
落ち着いた執事タイプ。常識人ポジションでツッコミ担当。
ネコラン
ジュース好きの甘えん坊。マイペースに場を和ませる。
みーちゃん
果物好きの癒し系。純真無垢でやさしく、みんなの心をほぐす存在。
市川康治博士
第一ステーション所長。善意のお菓子テロリスト。
新作のお菓子を開発するたびに、
アイゼルたちを巻き込んで実験する困った人。
本人に悪気は一切ない。




