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解析スキル「アナライズ」でチートだけど、私は鑑定士なので受付嬢と冒険者はお断りです!~呪いの兎型アーティファクトを添えて~  作者: 夢咲みやと
ダンジョン&?

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41 食卓の心配

只今、昼12時、夜20時更新となっております。

一日1本の場合は、20時目安とさせていただいております。


今日、夜更新と言っていたのですが昼にも更新しております!前話からお読みください。

 決行は、ある晴れた夏の日。爽やかな暑さの中で、私達はこれから陰鬱なダンジョンに入るのだ。

 今回の私は正しく荷物&ご飯係だし、ベルジュは前回の件を散々叱ったので、突飛な行動はしないだろう。……多分だけど。ベルジュの学習能力を考慮すると、確約出来ないのが悲しい所だ。


 今日は、ダンジョン前で現地集合だ。緊張しすぎて、私は30分前に着いてしまった。


『シシッ、緊張しているのはセルフィだけではないか?他の者はまだ来ておらぬぞ』


「うるさいなー、遅れるより全然良いでしょ」


 ベルジュが憎まれ口を叩くが、今回の探索で一番役に立たない私は、せめてこんな事くらいはきちんとしたいのだ。10分程経つと、”氷雪”の皆が到着した。20分前行動、私が言うのも何だけど早くない?


「セルフィちゃん、早いわねー。私達も結構早く来たんだけど。眠れなかったりした?」


 サーリャさんが、頭をなでなでしてくる。これ絶対、子供かペット枠でしょ。


「セルフィ嬢、何か有ったら遠慮なく言ってくれ。自分達が出来る限りフォローする」


「今回こそ、僕もすぐに動けるようにしますからね!」


 ガイアスさんとセイカさんが、やたらと勢い込んでいる。あー、これベルジュの信用が地に落ちたからだな。こうなると、何の為に私が行くのか分からない。多分、ベルジュは汚名返上の為に息巻いてるだろうけど。呼吸器が有るか分からないのだが、とにかく肩でフンスフンス鼻息が荒いのでやめてほしい。


「本当に、今度こそは無様を晒さないように頑張るよ」


 イクリスさんが眉を八の字に下げて、申し訳なさそうな顔をしている。でも、悪いのはベルジュなので、そんな顔をしなくて良いのに。”氷雪”の問題ではないのだ。


 なんやかんやしていると、時間ぴったりにナユさんが到着した。


「あれ。俺、ジャストに着いてるよね。五分前行動とかしとくべきだった?」


 ナユさんがのんびり歩いてきた、確かに定刻である。


「遅刻じゃないし、学校じゃないので五分前行動じゃなくて良いんじゃないですか」


『たわけめ、時間きっちりに着いて、打ち合わせもせずに行くつもりか』


 私がフォローしたのに、ベルジュは肩で座りながら強く足をブラブラさせながら手をブンブンしている。

 ナユさんの事が嫌い過ぎるでしょ。呪物に時間前行動しろとか言われた人間は、人類史上ナユさんくらいだろう。


「それよりも、この間と同じ隊列でいいの?」


 ナユさんに軽くスルーされ、ベルジュは只でさえ悪い機嫌がナナメどころではなくなってしまったらしく、耳の横でキーキーと煩い。マジックバッグに入れてしまいたい。生き物は入れられないと言われていはいる。ベルジュは自立志向してはいるが、生き物かは微妙である。実験したい所だが、取り返しのつかない事になると女の勘が言ってるのでやめておこう。


「良いんじゃないかな、どちらにしろ、シーフで有るナユに先頭を歩いてもらわないと、罠が解除出来ないからね」


「了解」


 先頭二人組の打ち合わせが済んだところで出発だ。地下ダンジョンの黴臭さに辟易としながら進んでいく。


 地下10階層までは前回行ったので、取り敢えず9階層までは一回休憩を挟むのみで階段の近くでテントを張る。


 今回はマジックバッグを貸し出されているので、遠慮なく食材を使えるのだ。


 まずは玉ねぎをくし形ぶつ切り、ニンジンとジャガイモを一口大、ベーコンは1cm幅くらいに切る。匂いが出るので、ニンニクは割愛。お米をさっと洗いすすいでおく。

 鍋にバターを落として、玉ねぎを加え、へにょっとするまで炒める。お米をを加えて混ぜたら、ベーコンと加えコンソメ・牛乳・水を合わせた物を混ぜて、ひと煮立ちしたらチーズを乗せて、溶けるまで混ぜる混ぜる混ぜる。もう既に匂いが迷宮に充満しているのだが、セーフティーエリアだから大丈夫だろう。


 あとは、器に盛って出来上がり。


「また、セルフィちゃんの料理食べられるんだ」


 ほかほかするご飯を見て、ナユさんが感心しきりに言う。確かにちゃんと作ったご飯をナユさんに出したのは前回だけだ。


「うっわ、うま!」


 一口食べるやいなや、ナユさんが感動している。別に普通の家庭料理なんだけどな。そんな感動するほどのものではないと思う。皆さん羽振りが良さそうだけど、普段どんなお食事をしているのか興味がある。

 (ひるがえ)って何回か料理を出した事のある”氷雪”は感じ入るようにモグモグしていた。セーフティーエリアとは言え、果たしてこんなに油断していて良いのだろうか。少し心配である。


 視界の端で、ベルジュは炎にくべてある火種をちょいちょいしているけど、危ないので首根っこを引っ張ってやめさせておいた。炎の中でダンスでも踊れそうではあるんだけど、念のためだ。全く、余計な事しかしない。


 その夜は女子は火の番を免除してもらって、男性陣は朝までローテーションで夜番をしてくれることになった。テントで寝るのに若干慣れてしまった気がして、ぶるっとする。私は内勤、私は内勤……。言い聞かせておかないと、フィールドワークに気楽に引っ張られてしまう。頼むからギルドに戻らせてほしい。


 私はうんうんと唸りながら眠りについたのだが、起きてみるとサーリャさんが巻き付いていたので、違う意味でもうなされていたっぽい。お願いだからアパートに帰らせて。

いらんことしい=余計な事をするって関西の方言なの初めて知りました。私は関西じゃないけど、ほら、いわないですか?言わないですかそうですか。周りが地方出身が多いので、知らずに使っている部分も有りますが知ってて使ってい居る部分も有ります。方言ってその言葉を絶妙にカバーしてません?

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― 新着の感想 ―
時間停止のマジックバッグを持たせてもらっているのに、なんで事前に料理したものを用意しないで現地で料理しているんだろう??
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