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僕の幼なじみは今夜も知らない誰かに抱かれる(R15版)  作者: 碗古田わん


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三十五、片言隻語

挿絵(By みてみん)

 その日の昼休み。

 野上(のがみ)沙弓(さゆみ)は、一人、自分席で弁当を食べていた。

 新学期が始まってから既に二週間以上が経つが、一緒に食べてくれる友達はいなかった。

 人見知りの性格が災いしたと、沙弓自身は思っていた。

 しかし、実際には沙弓が放つ色香に当てられて、他の女子が尻込みをしていたのだ。

「は……ぁ……」

 一つ溜め息をついてから、箸を進める。

「野上」

 突然、声を掛けられ、沙弓は箸を止めた。

 顔を上げると、そこには清川(きよかわ)結(むすぶ)が立っていた。

「……?」

 沙弓は首を傾げた。

 だが、予感はあった。

 男子に話し掛けられるのはこれで三日連続だったからだ。

「ちょっと用事があるから、今日の放課後、残ってくれない?」

「あ……っ……」

 それだけで話を理解した沙弓は、頬を朱色に染めた。

 そして、コクッと頷いた。


 放課後の一年C組の教室で、沙弓と結は二人っきりで向かい合っていた。

「野上……」

 結は内心、緊張しながらも沙弓にキスをした。

「ん……っ」

 それを沙弓は素直に受け入れた。

「……れろちゅぱちゅぱ……ちゅぱちゅぱちゅぱ……じゅるれろれろ……れろじゅるじゅる……」

 すぐに結は、積極的に舌を絡めた。

「……じゅるじゅるくちゅ……れろくちゅじゅる……じゅるじゅるじゅる……じゅるくちゅ……」

 それに応えるように沙弓は、舌を絡め返す。

 それだけで、沙弓の身体は熱くなっていった。

 快感で顔を蕩けさせる。

「ぷっ……は……っ」

 先に我慢できなくなったのは沙弓だった。

 もっと刺激が欲しくて、唇を離す。

「パンツを脱いで、机の上に載って……」

 結に優しく囁かれて、沙弓はコクッと頷いた。

 スカートの両脇に手を入れると、ショーツを下ろす。

 そして、机の上に座った。


 ♢♦♢♦♢♦


「気持ち良くなかった?」

 結の問いに沙弓はコクッと頷いた。

「本当(マジ)!?」

 結は唖然となった。

「AVだと、これでみんな気持ちよさそうにしてるのに……」

「あれは、演技だか……ら」

 それに沙弓は身もふたもないことを言う。

「本当(マジ)か……」

 結はうなだれた。

 持っていた自信も粉々に砕かれた。

「続け……る?」

 俯いた結に、沙弓は恐る恐る聞いた。

「続けたいけど……」

 結の股間はすっかり萎えていた。

「大きくしてあげ……る」

 机を下りた沙弓は、結の前にしゃがみ込んだ。


 ♢♦♢♦♢♦


「はぁ……はぁ……はぁ……」

 行(・)為(・)を終えて結は荒い気を整えていた。

「ふー……っ」

 それに対して沙弓は、溜め息をつく。

「もしかして、気持ち良くなかった?」

 そんな沙弓を見て、結は恐る恐る聞いてみた。

 沙弓は遠慮がちにコクッと頷いた。

「そっか……」

 平然を装いながらも、結は、内心、ショックを受けていた。

「ごめんね、僕だけ気持ち良くなって……」

 謝る結に、沙弓はフルフルと首を横に振った。

(もしかして、気を遣われてる?)

 沙弓の優しさに、結は自己嫌悪した。


 翌朝の一年C組の教室で、幸太、誠也、結はドヨーンと落ち込んでいた。

「そっか……ムッツリな結でも駄目だったか……」

「AVを信じちゃう時点で、ね」

 嘆く誠也に、幸太は肩をすくめた。

「沙弓(あれ)は、僕らの手に余るよ……」

 結は既に諦め顔だ。

「野上を満足させられる奴なんているのかな?」

 幸太は首を傾げた。

「ウチのクラスには、いないんじゃね?」

「だよなぁ……」

 誠也の言葉に結は頷いた。

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