第二回 〜波瀾万丈⁉︎ 異世界にきて序盤の暮らし!〜
ようこそ、私の神域へ、貴方は異世界に行くことが決まりました。
というわけで初めまして、短編版やいつも私達の小説を見てくれてた方々はありがとうございます。
私は焔月 神癒奈、異世界で九尾の狐の神様をしています。
今回はヒトとキツネの舞台裏、連載版の第二回ということで、私が解説を務めさせて頂きますね。
さて、今回解説するのはこちら、『異世界にきて序盤の暮らし』、これについて語ろうと思います。
異世界で最初の一日を乗り越えた貴方達、さぁ、いよいよ夢に見た異世界ライフが始まる! ……んですが、今回はその異世界もので最初によくありがちな展開を語っていこうと思います。
まず最初に、異世界に来る主人公。まぁこれは色々ありますが、王道異世界物になるとその特徴は二つに分かれます、
それは、『引きこもり』か『ブラック会社員』かです。
まぁ確かに、どちらも異世界に夢見てそうだなぁ、なんて考えはします。地球では送れなかったキラキラした生活を送りたい! あるいは、ブラックな会社などやめて、スローライフを送りたい! まぁこんな感じで考える方は多いんじゃないでしょうか?
続いて異世界への召喚理由、ありがちなのと言えばこれはもう説明不要ですね。
うわっ! 前から車が! ドンガラガッシャーン!
……がめおべら。
はい、俗にいうトラック事故による転生ですね。皆さんがよくよく考える普通の異世界への行き方じゃないでしょうか。
でもそんな都合よくバッと通ったトラックが貴方を引きずって泣き叫ぶわけないじゃないですか、それにトラックに乗る人の人生だってかかってるんですよ? 何があっても交通安全、不用意に道に飛び出さないことです。
まぁ世の中には、トラックではなくトラクターに轢かれかけてショック死した、という極端な例もありますが。なんなんですかね? コレ?
そして転生する際、貴方は神様に出会います。
ですけどここにも注目。
もし仮にですよ、よくわからない場所に立ってて、神様が目の前に立ってて、貴方は死にました、なんて言われたら、貴方は平静を保てますか?
いや、保てませんよね、急にYOUR DEADと言われて、まともな精神を保てるわけがありません、保つ奴がいるとしたら多分その人どこか頭のネジが一本飛んでます。
で、貴方は第一回にて言われてたように異世界に降り立ちます。
そうですね、初期装備はチートと手持ちの所持品、それとちょっぴりの現代知識としましょう。
まぁ、第一回の通りにサバイバルをしないと普通に死にます。せめて最低限の武器と路銀くらい持たせて欲しい物です。
ただ、それは極端な例で、魔法使いや王国なんかに召喚されるという例もあります。こっちは割と優遇されてますね?
そうして異世界生活一日目を生き延びた貴方は二日目、本格的な異世界ライフを始めます。ですがここでも直面するのがやはり金の問題、お金がなければ何も始まらない、冒険にしろ、スローライフにしろ。だからまずは資金集めです。スタート地点に立つためにも、何か日雇いでいいので働かせてもらってお金を集めるべきです。
まぁ、貴族に転生、なんてケースがあった場合はこのパターンは例外になります。悠々自適な生活をほぼ送れるでしょう。保証はしませんが。
そして金を集めた貴方はギルドに入るなりなんなりするでしょう。そうですねちょっと想像しますか。
ーーー
異世界のギルドに貴方はやってきた。
「新たな冒険者の登録ですね? ではここにサインと、こちらの水晶に手をかざしてみてください。貴方の力が測れますので」
冒険者登録のサインをした貴方は、その水晶に手をかざします。するとなんということでしょう、水晶が眩く輝くと途端に割れてしまいました!
「なんていうことでしょう…た、たいへんです!」
ギルドの受付嬢が顔を青ざめながら身を引きます。そして貴方はこう言います。
ーあれ? 俺何かやっちゃいましたか?ー
ーーー
はいストップ、ここまでがテンプレです。
えぇ、ここを見ている読者の方ならくさるほど見てきた展開でしょう? よくネットの広告でも見かけますよね? こう言った冒険者の試験なんかでありがちなセリフですよね。
ー俺何かやっちゃいましたか?ー
舐めてるんですか? チート持ってるとか自覚があるならそんな無遠慮な言葉吐かない方がいいですよ? その水晶、下手したら弁償する羽目になりますし、この手の小説でありがちな自分の力に気付かない主人公って、つまり自分の実力を把握しきれてないということ、下手をすれば、不適正レベルのダンジョンに行って死ぬ、なんてこともあり得なくはありません。
「なんか俺強いらしい」と主人公が思うパターン、慢心もいけませんが、自分の背丈もしっかり測らなければいけません
ギルドで冒険者登録を終え、まず最初のクエストを受けてクリアし、お金をもらおうと帰る時、ふと道に奴隷の少女が現れます。何やら飼い主と揉めてるらしく、鞭で引っ叩かれては悲鳴をあげてます。咄嗟に助けに行く主人公!
はいストップ、ここも注意です。
可愛い奴隷が苦しめられて泣いているから助けに行きたい、まぁ確かに気持ちはわかります、ですがこれも不用意に助けに行ってはいけません。
奴隷とはそれ即ち持ち主の所有物です。その奴隷を庇って助ける行為はいわば窃盗に近い行為です。いくら強くてもそこまではやっちゃいけません。場合によっては国の貴族を敵に回したりして最悪処刑か国外追放なんかもあり得ます。奴隷を助けるときは慎重に…。
それと、この手でありがちなのが、助けた奴隷が最初の仲間になり、同時に丁重に扱われて奴隷に惚れられる展開です。
確かに善良な日本国民なら奴隷を大事に扱いたくなるかもしれません。かと言って安易に惚れられるのはあまりにもベタが過ぎます。
冒険者生活をしていくうちに、ある日、貴方は盗賊に襲われていた一台の馬車を助けます。すると中から可愛い貴族の令嬢が出てきて褒め称えられることに!
……いーやいやいや、この手の小説の貴族ってフットワーク軽過ぎでしょう? まぁ世の中には? 城の壁をぶち破って武闘大会の旅に一人で出る姫様もいますが? とは言え、貴族がまともな護衛も無しに馬車でお出かけなんて危険が過ぎます。
それにこの手の作品の貴族って極端で、主人公に友愛的な貴族とそうでない、いわば主人公の邪魔をする貴族がいます。
友愛な方はともかくとして、邪魔をする方もする方です。何かと難癖をつけてはそれはもうねっとりと主人公の邪魔ばかりします。そして大体そういう貴族ほど、時代劇でいう悪代官みたいな扱いになります。
ノブリスオブリージュとは一体…。
そうして生活していくうちに貴方の周りには女性には女性の冒険者が集まっていき…やがては惚れられるが、貴方はその思いに気づかず、女性達はヤキモキすることに…。
……爆発したいんですか⁉︎ 周りが女性だけなのは昨今のラノベ界隈では共通なので何も言わないとしても、仲間の想いに気づかないなんて鈍感にも程がありますよ! 大体そういうので女性から猛烈にアタックを喰らっても恋とか何も感じないということが多いって不感症ですか! 男として抱きなさい!
とまぁ、そんな感じで序盤の展開はこんな形になってます。皆さんがよく見かけた展開は何個あったでしょうか?
もしよろしければ、異世界小説でこんな展開がテンプレだったよーみたいな感想を下さい。
それでは皆さん、よき異世界ライフを!




