表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ステータス、始めました。〜神社に通い続けて10年、人生が数値化された俺は、日常の全てを「修行」に変えて世界の解像度をハックする〜  作者: KZUCCA
屋上死闘編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
23/28

第23話「【実績解除】3人目を捕縛して、次の標的を定めた件」


翌朝、ステータス画面に通知が出ていた。


【実績解除】

3人目の能力者捕縛

体力+2/筋力+2/敏捷+2/耐久+2/精神+2


合計10。

じわじわ積み上げてきたものが、また形になった。


【ステータス】

体力 132/筋力 106/敏捷 117/耐久 111

知力 92/知識 87/集中力 91/精神 113

器用 79/魅力 90


確認してから、神社に向かった。

手を合わせた。

境内は静かだった。

いつもと変わらない朝だった。


放課後、民俗学研究部の部室に向かった。

宵待先輩、常盤先輩、巌先輩が揃っていた。

「まだ問題は山積みだな」

宵待先輩が開口一番に言った。

「権禰宜ですが、式神で確認したところ、参拝者に触れて生命力を奪っている様子が見えました。関係者や常連の参拝者に衰弱者が増えています」

「被害が出続けているなら、急ぐ必要がある」

巌先輩が腕を組んだ。

「今回は、神社という場所が使えます。参拝者として自然に近づける」

宵待先輩が少し考えた。「霧島さんが参拝者として接触して、お祓いか何かで自然に触れる機会を作る」

「そこで封印する」

「シンプルだ」宵待先輩が口元を緩めた。

常盤先輩が言った。「護衛はしっかりつけないと」

「ああ。俺たちが周囲に配置して、霧島さんが動く」

巌先輩が静かに頷いた。

「霧島さんと剣持さんに段取りを伝えます」

「頼む」


その日の夜、式神で権禰宜を確認した。

境内を歩いていた。

眼力を絞った。

40代に見えた。

前回は50代だった。

また若返っていた。

境内のベンチに老人が座っていた。権禰宜が近づいて、肩に手を置いた。

老人が少し表情を緩めた。

眼力を絞ったまま見ていた。

老人の顔色が、ゆっくりと変わっていった。

気づいていない。

権禰宜だけが、穏やかに微笑んでいた。

早く動かないといけない。

そう思いながら、式神を切った。


翌日の昼休み、早瀬からLINEが来た。

「土曜の中央図書館、楽しみだね」

「俺も」

「直哉って図書館で何時間でもいられそう」

「たぶんいられる」

「私も。じゃあ長居しよう」

「ああ」

返信しながら少し笑っていたらしい。

柊斗が隣から覗いてきた。

「お前、最近すっかり別人みたいになったよな」

「そうか」

「でも、そういう顔に出るとこは変わんないよな」

「うるさい」

柊斗が少し笑った。「まあ、いいんじゃないか」

それだけ言って、弁当に戻った。


土曜日、早瀬と中央図書館に行った。

いつもの図書館より広かった。天井が高くて、棚の列が長かった。

「すごい」早瀬が小声で言った。

「たしかに」

「どこから見る?」

「とりあえずグルっと1周まわってみようか?」

早瀬が少し笑った。「直哉らしい」

2時間ほど、それぞれ棚を眺めた。

早瀬は文学系の棚に長く留まっていた。俺は新書と歴史の棚を行き来した。

途中、早瀬が本を持ってきた。

「これ、直哉が好きそう」

都市の構造について書かれた新書だった。

「おぉー、読みたい」

「でしょ」早瀬が嬉しそうに言った。

借りることにした。

帰り際、早瀬が言った。

「また来ようね」

「ああ」

「次はもっと長居しよう」

「いいよ」

早瀬が少し嬉しそうな顔をして、歩き始めた。

悪くない土曜日だった。


家に戻って、ステータスを確認した。


【ステータス】

体力 134(+2 石段継続)

筋力 108(+2 巌先輩との筋トレ)

敏捷 119(+2 石段継続)

耐久 113(+2 石段継続)

知力 93(+1 問題集継続)

知識 88(+1 読書継続)

集中力 92(+1 式神運用)

精神 114(+1 日常鍛錬)

器用 79(±0)

魅力 90(±0)

【スキル】

眼力 Lv.3

メモ Lv.2

自然回復

並列思考

瞬歩

浄化耐性



(第24話へつづく)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ