表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/120

やばいやばい




作者「……だめだ」


七瀬「はい?」


作者「もう顔見えてる」


悠「終わったな」


作者「終わってない!!まだ書いてない!!でも!!」


湊「でも?」


作者「初対面のシーンが再生されてる」


朱里「……どんな場面なんですか?」


作者「暗いライブ会場。人混みの中で、声だけで気づくの」


七瀬「もう第一話じゃないですか!!!」


作者「違うの!!想像しただけ!!脳内試写会!!」


鷲尾「それ世間では“構想”って言うんだよ」


作者「やめて!!名前を与えないで!!現実になる!!」


悠「で、相手は?」


作者「普通の人。何者でもない人。だから成立するの」


湊「声を先に知ってる関係、ですか」


作者「そう……顔より先に、夜の声を知ってるの……」


(全員少し静かになる)


七瀬「……え、ちょっと良すぎません?」


作者「だから困ってるんだってば!!温度がもうあるの!!」


朱里「ビジュアルも見えてるんですか?」


作者「見えてる。髪の濡れ方まで見えてる。マイク持ってない時の手の癖も」


悠「完全にいるじゃねえか」


作者「いるの!!存在してるの!!想像じゃないの!!」


湊「作者さんの中で“生まれた”状態ですね」


作者「それ!!それなんだよ!!だから放置すると喋り始めるの!!」


鷲尾「もう喋ってんだろ」


作者「……うん」


七瀬「アウトーーー!!」


作者「しかも最悪なことにね」


悠「まだあるのか」


作者「その初対面、“境界線”なんだよ」


(全員停止)


湊「……ああ」


朱里「シリーズの…」


作者「触れちゃいけない距離なのに、もう越えてる感じがするの」


七瀬「作者、それ運命って言います」


作者「言うな!!重くなる!!」


悠「で?」


作者「……書きたい」


全員「知ってる」


作者「でも今じゃない!!今はその先!!」


湊「じゃあ答えは簡単ですね」


作者「なに」


湊「逃がさないように、名前を付けて保存する」


朱里「大切にしまっておく、ですね」


鷲尾「衝動は冷めねえよ。熟成するだけだ」


七瀬「わあ、なんかそれっぽいこと言った!」


悠「どうせ戻ってくるんだろ」


作者「……絶対戻ってくる」


悠「じゃあ今は置いとけ」


作者「……うん」


(少し間)


作者「でもさ」


七瀬「まだあるの!?」


作者「目、合う瞬間まで見えちゃってるんだよね」


全員「もう第一話だろそれ!!!」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ