表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/54

VS魔族 part2

  お待たせしました



  にしても最近、歩行者、自転車、自動車の交通マナー悪くないですか?通学の途中にまた自動車に轢かれそうになりました。今年で何度目でしょうか?

  みなさんも普段から舌打ちやクラクションを鳴らすことも多くなったのではないですか?

 歩行者は歩行者で、車通りの多い道路にも関わらず歩道を並んで歩くし、人によってはスマホしながら……。自転車はスピードの出し過ぎや並列運転や2人乗り、挙句の果てにスマホしながら……。やってらんないですよね。


 愚痴から始まってしまいましたが、楽しんで頂ければ幸いです。


 王女は、いつまでも自分に痛みが訪れないことに疑問を感じた。万策尽き、もはや絶体絶命、それこそ言い逃れようがないほどに絶望の淵に立たされていたのに、何故今も生きていることを実感させるように心臓が脈を打っているのだろう? と。


 ついに耐えられず、恐る恐る、ゆっくりと目を開けると、そこには衝撃的な光景が広がっていた。

自分とそう大差がないほどの少年。しかし、よく見れば極限まで鍛えられ強靭でしなやかな筋肉に覆われている漆黒の如き黒髪をもった少年。


「勇者さ……ま?」


「──? 誰だ、貴様? オレの剣を止めるなんて唯モンじゃねぇな。」


 いつの間にか王女と魔族の間に入った黒い影。決して遅くはない振り下ろされた剣を右手の人差し指と中指で挟み真剣白刃取りを危なげなく敢行した少年に疑問が投げかけられる。


「勇者様、ですよね?」


 あまりのことに驚愕を抑えきらない魔族をよそに、王女は再び疑問を投げかける。今度は確信と期待を滲ませた口調で。


 この時点で彼は、彼女に背を向けていた為、黒目をしていたのかは分かっていない。更にいえば、召喚した時に比べ内包する魔力の質や量、雰囲気さえも別人かと思うほどに変わってしまっていた。変質してしまっていた。

 にも関わらず彼女はこの少年こそがあの勇者様だということに気付いた。


「そうとも言えるし、そうではないとも言える。」


 その問い掛けに王女から勇者様と呼ばれた黒髪の少年は、困ったように左手で頬をポリポリと掻き質問に答えた。



「勇者として召喚されたらしいが、任命と承認する前に神に転移されられたからな。今はしがない冒険者さ。」


「……そ、そう言えばそうでした、ね……。」




side   隊長


 な、何なんだ!?

 この小僧は?

 いつの間にオレの前に来た?

 どうやってオレの剣を止めた?

 しかも指2本で。どうせ魔力で強化して、な……い?

 馬鹿げているのにも程があるぞ!?


 仮にもこのオレの剣を、だぜ。自慢じゃないが魔王様の直轄部隊を除く、17部隊長の中でも剣の腕では1位、2位を争う実力も持っているし、それに見合う努力もしてきた。

 なのに、なぜ! なぜ! なぜ! こんな小僧に! 造作もなく止められているっていうんだ!? あまつさえ、余裕なんか見せつけやがって。


 おっと、いかんな、少し冷静さを欠いていたようだ。実力差を見せつけられたからって感情を乱す様じゃまだまだ、だな。もう少し鍛錬が足らんようだ。



「おい! そこの黒髪の小僧! 隊長が直々に質問しておるのだぞ。早く答えろ。」


「…………」


「おい!! あ〜恐怖で答えられないのかな? ん〜?」


「…………」


 やりおった……。こいつやりおった……。呆れた顔で見られているのが分からんのか? ついでにいうと、実力差も。普段は喧嘩っ早いが、もう少し冷静なんだがな〜。血の匂いやられたのか? コイツも鍛錬が足らんようだ。帰ったら鍛え直すか。

 そもそも、ここから帰れるかも疑問なんだがな! どこぞの部下のせいでな!


「あれあれ〜? ホントにシャベれないの? 今ならオウジョ様とやらと、後ろにいるニンゲンどもを大人しく差し出せば許してあげるよ? もちろん女の貞操は保証出来ないけどネ? ギャハハハハハ!!」


 ハァーもうダメだ。ちょっと強いからって増長しおって。これは流石……に!!??

  ――ウッ!これホントに人間かよ? たかだか人間がこんな濃密な殺気を出せるのか? 下手すれば我らが敬愛する魔王様と同等、いやそれよりも強いかもしれない。

 心臓が直接、締め付けられているようだ。アイツには耐えられんだろう。オレでもギリギリだってのに。


 ──パタッ


 やっぱりね。あぁ、これ死んだ。さようなら、魔王様………………。


 人によっては隊長の印象が崩れたかもしれません。彼はもともと真面目で好戦的ではありませんが、部下になめられない為と家の威厳を保つために、あの様な性格の振りをしてます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ