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修行編 其ノ貳

えー、今回面白くないと思います。でも、必要な工程なので書きました。与えられただけの力は自分の力とは言わないと思うんです。

 本当に今更なんだが、テンプレ的イベントはどこいった? ダンディなおじ様を助けて“暗闇”に呑み込まれて、んで今に至る、と。世の中そう簡単に上手く行くわけじゃないんだね。今に始まったことじゃないけどね。



  閑話休題そんなことはほっといて



 おーい、出口どこーー? ねぇー? いっこうに見つからないから、外に出られないんだけど。ここで決して、決して決して、勘違いしてはいけないのは、道に迷っている、って訳じゃあないんだ。決して、だからな? (くどい? 知ってる)

 カラクリを言っとくと、魔力スタンプみたいな物を作って通った場所にスタンプして目印とする。さらに地図を頭の中に表示させて、さっきの目印を頼りにマッピングをしてたんだ。かの有名な左手法に則って。だから現在地も最初の間の位置もわかっている。オケ? 迷ってないからね(だから、くどいって。)


 いや、まぁ階段はあったんだ。確かに。それは間違いない。ただ、それは下に向かってたんだ。下には用が無いんですけど。ねぇ?

 他に出口らしきものはないから、(え? なんで分かったか? 答えはひとつだけだろう。地図を完成させたからだよ。歩きに歩きまくって、このフロア踏破したんだよ。こんちくしょうっ!)

 なんだかんだ言って、最終的にはそこに行くしかないんだけれども。


 覚悟を決めて、まことに不本意ながら下に降りていってます。はい。特にトラップがある訳でもなく、餌じ……ゴホン、魔物が襲ってくるわけでもないので気が抜けそうだ。



 やっと、到着ッ! といっても景色は全くかわらないんだけれども。とにもかくにもマッピング開始。


……

…………

………………



 開始早々、歩き始めてから10分たった頃のできごとだ。俺の前には遮蔽物が立ち塞がっている。俺の視界を遮るとはいい度胸じゃねぇか。(誰に喧嘩売ってんだろう。疲れてるのかな)

 深呼吸でもしとくか。


 ──スゥー……ハァー


 よし落ち着いた。この時何秒で吸って、何秒息を止めて、何秒で吐くかを決めとくといいらしい。


 改めまして、目の前の扉に注視しよう。


 ──はて、? これはなんだ? 目の前に重厚な鉄の二枚扉が我の行く手を阻んでおる。我にどうにかせよ、と? おっと、失敗、失敗。我って誰だよ。直すのめんどくさいし、そのまま行こうっと。 


 鍵付きの扉って不用心にも程があるでしょ。──ん? よく分からない? いや、まあそのままの意味なんどけどね。 

 鍵穴に鍵がささったまんまなんだよ。何のための鍵なんだよって感じだよね。


 ということで扉に手を伸ばし開け…………れなかった。

 ──? 開かない。やっぱり一筋縄じゃ行かないよね。そうそう、うまい話はないってことだ。じゃあいろいろ試してみようかね。

 先ずは鍵に魔力でも流しますか。


 ♦鍵に手を触れさせ魔力を流す智成。すると………



 ──カチャン



 おろ? こういうことだったのか。あっ!

 よく目を凝らして扉をみたら──


〜〜汝の内なる力をここに証明せよ〜〜


 ──ってかいてあった。周りをちゃんと観察しなきゃね。まぁ、結果オーライということで。何にせよ正解に辿りつけてよかった。


 ──ギギ、ギィギギィ〜〜


 ♦長らく使われてなかったようで、軋んだ音を立てながら鉄の扉は口を開けた。そこに待っていたものは…………






 通路でしたー。そして10m先にはまた扉が。

 ふむ、進むか。


 さっきと寸分違わぬ扉だ。あの扉に文字がかいてあった場所と同じとこが少し窪んでホコリが溜まっている。指を這わせ埃をとると、今度は──



〜〜汝の内なる熱き想いをここに現せ〜〜



 ──という若干異なる表記が。


 “想い”はこの流れからさっきの扉の“力”と同義だろうし。“熱き”は“火”かな? なんだかやりがいがないなー。チュートリアル的な感じかな? 


 ♦練った魔力に火のイメージを染み込ませ、鍵を握る智成。案の定……


 ──カチャン


 錠の外れる音がした。


 それから同じような5枚の扉を、(それぞれ水、土、風 ──古代文明の遺産なのだろうか?──、空間、時間だった。)危なげなく開き、一際大きな扉(材質は金のようだ)の前まで辿りついた。



「ここがこのフロア最後の扉かな?」


 ♦そう言いながら扉に歩みを進める智成。


「──うォッ!? 死体? もしかしてこの扉を突破できなくて餓死したのかな? ここにあっても困りはしないけど、死体と一緒というのはなかなか精神的にクるものがあるな。せめて、安らかに眠ってくれ。〈土の棺(アースコフィン))!」


 ♦死体付近の床が蠢き、土の棺が形成さ……れなかった。



「あっれー? 確かに発動したはずなのに。うーむ、もしかして魔法吸収(アンチマジック)でもついてんのかな? ま、いっか(いいのか?)。できないものは仕方ないし。」



 ♦ 精神的にクるものがあるとかいいながら気にしてない智成であった。



「さてさて、さーて、次はどんな課題かな?」



〜〜陸種の魔力がひとつとなりし時、扉は開かれん~~



 六種類の魔力をまとめて一つにした時に、扉が開かれるのか? 予想が立ったところで、早速実験。




…10分後…


 ぐぬぬぬ



……20分後……

 ぐぬぬぬぬぬぬ



……30分後……

 ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬ



………………1時間後…………………

 もうあかん! 集中力持たれへん。魔力いじるの楽しかったけどもう無理や。1回休憩いれよ。



 ♦ロレンツォさんから貰った袋から乾パンを取り出す智成。


「確かそのままじゃ食べれないんだったよな。」


物質創造(クリエイト)〉天恵

 任意の物質を魔力を消費することで創ることが出来る。但しレアリティによって消費魔力は変動し物質の構造をある程度理解していることが必須条件。


 便利なこいつを使ってスープを作りたいんだが。コンソメとか塩胡椒とか、何で構成されてるかわかんないんだよね。コンソメはビーフエキスやら食塩やらで、できてたような……。で、塩は『NaCl』だってことはしってるけど、胡椒は植物の実だったし……。うーん、いずれにしろ胡椒には、炭素が含まれていることは間違いない。ダメでもともと! やってやんぜ。当たって砕けろ!(出来れば砕けないで欲しい)



「〈物質創造(クリエイト)〉コンソメキューブ、塩胡椒!」


 ──────ポンッ!


 ……ってできるんかい! ある程度って、どの程度か未知数だったから些か不安になってしまったが、いいのかよ? あれで? アバウトすぎんだだろ。

 まぁ、いいか出来たし。出来てしまったし。これで誰が困るってわけでもないし。結果をただ、享受するだけだ。


 空中に水魔法で水を生成し空間魔法でそこに浮かべて火魔法で沸騰するまで加熱。


 角切りの鶏もも肉(勿論クリエイトした)とコンソメキューブを投下。


 鶏肉に火が通ったら、ネギをクリエイトして真空切り(まな板を使わずに薄くスライスすることで余計な細胞を傷つけることがないため辛味を抑えれる。)して投入。


 仕上げに塩胡椒で味を整え、粉末の乾燥バジルをひとふりして完成!


 乾パンに浸して美味しく頂きました。



★★★



 出来ねぇー。いくつか反発する属性(火⇔水)があって混ぜると制御出来ない。無理ゲーだろ。


 あっ! もしかして、光の三原色みたいに全部混ぜると無色になるんじゃない? 加工してない新しい魔力で試してみよう。



 ……はい。無理でした。予想できてたけどね。



ハッ!? もしかして無色が鍵なのかも。

 取り敢えずやってみよう。6色の魔力弾をある程度離して、加工してない魔力の周りに配置して、空中で維持。で、パレットの絵の具を混ぜるように少しずつ混ぜ合わせていく。


 うわぁー、制御キッツ。一瞬でも気が抜けたら、腕が内側から弾け飛びそうだ。……もう少し、後少し──。



「うおおおおおぉぉぉ! 出来たーーー! それにしても疲れた。」


 ♦その言葉を裏ずけるように彼の額には玉のような汗がいくつも浮かんでいる。そして、出来た魔力弾は…………



「しっかし、綺麗なもんだな。まさか、虹色になるとは。しかも常に色が変わってるし。見ていて飽きないけど、このままこうしているわけにも行かないんだよな。」



 ♦そう言いながら指をタクトのように動かし鍵に持ってくと



 ──カチャン!


 ♦待ち望んでいたあの音が不思議と広間中に鳴り響いた。

 そして──


 ──ギ、ギギギギギギギィッ!



 ♦いつもより長い悲鳴を上げ、金色の扉は開いた。


 果たしてそこに広がっていた光景とは…………




途中でバンバン魔法使ってますが、あの試行錯誤(描写してませんが)を経て魔力に慣れてきたから出来た行為です。


次回の後半から無双します。お楽しみに!

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