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轢き屋 スマッシャー  作者: 拉麺丸
一速:護衛ミッション
5/9

#5

銃声がした。何かが動いた合図だった。

サバゲーであれば出禁になるような動きで少しずつ包囲を突破していく。

三郎「あー怖かった」

もう床は軋まなかった。死体の山を避けながら裏口へと向かう。


三郎「さて、どう動こうか…」

(突破口)は門の外。まだ車に気付いてないようだが、このままだと門の奴らに蜂の巣にされるのがオチだろう。屋内だからなんとかなったものの屋外で銃撃戦でもしたら100負ける。

三郎(門の奴らが邪魔だな)

何かいい手立てはないものか…


考えていると、死体から声がした。

「ザザッこちら正面。銃声がしたが任務完了でいいのか?」

なるほど、トランシーバーか。一芝居打ってみるか…

「まだ正面固まってるのかよ!こちら全滅!裏から逃げる気だ!逃すな!」

ドン!トランシーバーをアサルトライフルで撃ち壊す。


「さて、どう動く?」

障子に指で覗き穴を開ける。

門の奴らが次々と裏に回っていったのが見えた。

三郎「今だ!急ぐぞ!」

慶蔵を連れて急いで門の外、車に向かう。

三郎「乗れ!」

慶蔵を座席に押し込んだ。

三郎「伏せてろ!」

ドアを閉めかけた瞬間、サイドミラーに一つの黒い影が映った。

(もう戻ってきたか…!)

影が銃を構える。銃声。


弾丸が三郎の右足を掠めた。燃えるような痛みが走る。しかし、弾丸はそれで終わらなかった。

バン!

何かが弾けた音と同時に、車が傾いた。

三郎「右前輪、持っていかれたか…」

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