#4
状況を整理しよう。
まず、敵におそらく囲まれている。今の目的はこの人を連れて車まで行く事、いやまずここをどう切り抜けるかだな。
そして俺。車に乗れたらなんとかなりそうだがこういう対人戦は今の俺じゃ無理だ。元の俺なら行けたのかもしれんが…ただ、何もかも忘れた俺にもわかることがある。
[喉に鋭利なものをブッ刺したら人は死ぬ]
カチッ
三郎は若干重く感じるそれを1回ノックした。
三郎「あとは…これに賭けるか…」
罰当たりそうだが…まぁ命かかってるから見逃してくれるだろ。
近くにあったダルマに油性ペンでダルマを濃く塗り潰す。
三郎(うまくいきますように。)
片目だったところをすこしなぞった。
慶蔵「な、何を…?」
三郎「願掛け。うまく行くようにって祈っててくれ。」
敵A「全員、配置についたな…?」
敵B「ああ、3つ数えて突入するぞ」
敵B「3…2…」
刹那、障子が空き、黒色の何かが投げ込まれた。
この緊迫した状況では、なにがあってもおかしくない。
敵A(手榴弾!?)
否、元ダルマである
ハッタリで生まれた隙をつき、三郎が敵の1人を引き摺り込み、喉に殺意を突き刺す。
三郎「なんちゃって手榴弾だよ」
急いで装備していたアサルトライフルを手にする。
三郎(こいつみた感じ防弾チョッキ装備してるがこれなら貫通しそうだな)「さて、これから本格的にやり合うからショッキングなとこみたくなければ目瞑ってな。あと、家めちゃくちゃにするが構わんな?」
慶蔵「ええ。幾らでもやってください。」
三郎「よし、言質とったぜ」
ここら辺だったよな、と狙いを定め障子に向かって乱射する。障子が大根おろし器になる。
「ウボッ」
障子の裏で聞こえたかと思うとドサッと音を立てて障子が一部紅く染まった。
三郎「さて、反撃開始だな」




