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普通だと言い張る男のVRMMO  作者: 黒色猫


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7/8

戦闘に勝利


≪経験値を獲得しました≫

≪種族レベルがアップしました≫

≪コモラットの皮×6を入手しました≫

≪コモラットの尻尾×3を入手しました≫


 何発も風魔法を放っていると、突如アナウンスが響いた。どうやら無事倒すことができたらしい。いやー…戦闘した気がしないな。だって俺はただひたすら壁の中に向かって魔法を連発していただけだからね!

 どうやら種族レベルも上がったようだ。このクエストだとあと2つくらいは上がるとみた。ちなみに現在のステータスはというと、



名前:テト

HP:20 MP:50

種族:人間 LV2

職業:旅人 LV2


スキル

魔法:水魔法LV1、土魔法LV1、風魔法LV1、光魔法LV1、闇魔法LV1、契約魔法LV1、生活魔法LV1

生産:農業LV1、畜産LV1、木工LV1

補助:愛嬌


所持金:11,500G SP:5



 うん、まだまだ弱いな。唯一MPだけは装備の効果で増えているけど、それでも弱い。まぁこれから強くなるんだけど。

 職業レベルは、支援ギルドの職員さんと話してるときにレベルアップした。あれはビビったなー…あまりに急すぎるんだもん。


 そうそう、実は職業:旅人のレベル上げ方法は詳細不明だ。戦闘中に上がった人もいれば俺みたいにNPCと話していて上がった人、未知のアイテムを手に取った瞬間に上がった人もいる。特にこれといった規則性は見つかっていないが、旅人らしいことをすれば経験値が入るのではないか、というのがβテスターたちの見解だ。


「ギギッ!」

「おっと」


 適当に倉庫をふらふら歩いていると、曲がり角からコモラットが飛び出してきた。ぶつかりそうになったところを間一髪で避ける。危な…ちょっと気抜いてた…。

 左に1匹、右に3匹。左右を挟まれる形になってしまった。これは1匹の方を先に倒したほうがいいな。指を鳴らし、まずは3匹と俺の間に風の壁を張る。簡単なバリアみたいなものだ。これでコモラットたちはこっちに来れない、はず。


「ギー!」

「1対1だな」


 とりあえず複数の光る矢を周囲に浮かべる。そしてコモラットが俺に向かって体当たりしてきたところを狙い、何発か打つ。避けるといった動作もなく、あっけなく倒された。


≪経験値を獲得しました≫

≪コモラットの皮×2を入手しました≫

≪コモラットの尻尾を入手しました≫


 MPもあまり減ってないな。光る矢がまだ残っているのでコモラットたちに狙いを定めて打ってみる。


「ギギ…」

「ギーッ!」

「ありゃ」


≪経験値を獲得しました≫

≪コモラットの皮×4を入手しました≫

≪コモラットの尻尾×2を入手しました≫


 1匹避けられてしまった。1対1なら問題ない。とりあえず風のバリアは解除して、コモラットが体当たりしてくるのを待つ。俺に近づいてきたところを死角から闇魔法で3発ズドン。


≪経験値を獲得しました≫

≪コモラットの皮×2を入手しました≫

≪コモラットの尻尾を入手しました≫


「これで7匹か」


 目標の30匹はまだまだ遠いな。ステータスを開いてHP、MPの回復が必要ないことを確認する。よし、倉庫内の探検再開だ!


※※※※※


「ふぅー…。な、なんとか倒せたぞ」


≪経験値を獲得しました≫

≪種族レベルが2アップしました≫

≪コモラットの皮×50を入手しました≫

≪コモラットの尻尾×25を入手しました≫


 もう体力も気力もすっからかんだ。途中何度か休憩を挟んでMPを回復させたけど、最後の戦闘でかなり使っちゃったし。あいつら、本当にすばしっこいな…。最初の戦闘は楽だったけど、途中からコモラットの強さが跳ね上がったのか討伐が難しくなってったわ。団体を倒したと思ったら戦闘音につられたのかまたネズミがの団体が来るし…。

 合計で30匹は倒したわけだから、そろそろシドさんのところに戻ろう!これ以上は無理だ!


 コモラットに見つからないよう、周囲を警戒しながら慎重にかつ素早く歩く。気分は忍者だ。抜き足差し足でコソコソ、コソコソ…。


「ギ?」

「…どうも?」


 はい、何やってるんだこいつといった目で見られました。呆れられているような雰囲気も感じ取れます。………戦闘開始じゃー!!!


≪経験値を獲得しました≫

≪コモラットの皮×6を入手しました≫

≪コモラットの尻尾×3を入手しました≫


 もうやけくそで戦ってやった。今度こそMPは使い切った。はい、もう無理です。今のは火事場の馬鹿力というか、男のプライドがかかっていたからできたというか…。

 その後はコモラットの姿はなく、無事にシドさんたちがいる場所に戻ることができた。


「シドさーん…」

「おう、お前か。…なんだヘロヘロしてるな、大丈夫か?」

「なんとか大丈夫です…」


 筋骨隆々の男たちを見たら、どっと疲れが押し寄せてきた。安堵したともいう。この人たちならネズミなんて捻りつぶせそうだ。

 

「コモラット30匹倒しました」

「見ればわかる。よくやってくれたな。ほら、これ持ってけ」


 シドさんから証明書をもらう。それと大量の飴も。……いや、嬉しいんですけどね?飴好きだし。でも俺のこと完全に子ども扱いしてない?


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