2026年5月31 ラーメンを食べた話 (文章練習)
5月31
昼食を少し過ぎた時間帯に友人とラーメン屋に行った。
入ると同時に、店員さんに奥のカウンター席へ案内された。
時間帯のせいか、客足はまばらだった。
メニューを見た時に珍しい逸品を見つけた。それは麻婆豆腐ラーメンだ。今まで行ったラーメン屋では見たことが無かった一品である。基本的には単品として麻婆豆腐が存在するのはよく目にしていたが、ラーメンと一体化しているのを見るのは初めてだ。
その興味のまま麻婆豆腐ラーメンを注文した。
何か普段とは異なる刺激を求めての事だったのだろう。
待ち時間にカウンターから調理場を見ていると、暑さのせいか袖をまくったスタッフが、中国語で注文を受けていた。
熱いだろうにマスクはしっかりと口元を覆っていた。
コロナ禍を経て衛生観念が徹底されたからなのか、それとも調理スタッフの気質なのかはわからないが。
私の前に他の人の注文が入っていたようで、私の前に大皿料理が作られていた。
その後に私の麻婆豆腐ラーメンが作られ始めた。鍋の中身まではあまり見ることができなかったが、何度かお玉が調味料容器に突っ込まれる様子を見ていると、期待感が高まった。
そうしている間にラーメンが完成していた。
味自体は、辛いというのが主な感想である。
口に含んだ瞬間、山椒の香りが強く鼻を抜けた。あとは口内、喉が痛かった。
ただ、一度喉をお冷で潤すと、おいしさの余韻のようなものをじんわりと感じた。勘違いでなければしょうがの風味を特に感じたような気がする。
あまり自信はないが。
正直、私自身に一番意外性を感じてしまっていた。ちょっと前までは辛い物が大好きで、お昼によく蒙古タンメンのカップラーメンをすすっていたのに、
辛い物が大好きだった私はどこに行ったのだろうか。
最近のうどんなどの刺激の少ない食事で体が刺激物に弱くなってしまったのだろうか。
それとも辛さを売りにしているお店だったのだろうか。
ラーメンが来る前に食べた餃子はとてもおいしかったことを考えると、きっとラーメンもおいしかったはずだ。普通のラーメンを注文していたらきっとその良さも理解できたのだろう。
おいしい餃子に舌鼓を打ち、自身の味覚の変化を知ることができた今日は良い日であった。




