2026年7月11日 もっちゅりんをたべた話 (文章練習)
7月11日
今日は流行りに流されたくないと逆張り思考の私が珍しく流行りのものを食べた話である。
流行りに乗ると無意識に大衆が良いと言っているからこれは間違いなく良いものであるという先入観が働いてしまい、自分の判断でなくなってしまうような気がしてしまう私にしては珍しい行動であるように思う。
それでも今日はタイミングよく耳に届いた店員さんの声になぜかその性質が弱まり、流行に身を任せてもいいかもしれないと思えた。
さて、そんな流行りのものについての話に移る。
少し前に不思議な食感としてミスタードーナツの「もっちゅりん」が話題になっていたように思う。
一人でミスタードーナツでお茶をしていると、店員さんの「もっちゅりん販売します」という声が聞こえた。
せっかくということで買おうと席を立ってショーケースの方に向かったときには列ができ始めていた。
さらに、その列は私がレジにたどり着くころにはもっと長くなった。
私がもっちゅりんの話を聞いて話題と認識してから2、3週間は経っているというのに依然としてその人気は衰えることが無いようで、未だに購入制限が付くほどであった。
そんなこんなで、入手したのはみたらし味のもっちゅりんであり、一口食べた感想は「確かにドーナツとしては新食感で不思議な感じだなぁ」というのが大半を占める。
そこから食べ進めると、ポンデリングのもっちり感を強めているのかと思ったが、自分の齧った断面を見ると、中に何か入っているようで、もちっとした食感の何かが間に挟まっているようであった。
確かに食感は名前に劣らず、もっちりとしており、みたらしのたれも甘辛く全体的にはおいしかった。
そうしてもっちゅりんの完成度に驚嘆すると同時に、「これ、実質みたらし団子では?」という思いが私の中で湧き上がってきた。
そしてみたらし団子風のドーナツがここまで話題になるなら、次は醤油を塗ってのりで巻けば磯辺焼き風のドーナッツになるのではなかろうか。
「カリッとした新食感のドーナツ」みたいな感じの触れ込みで売って、話題になる様子を想像したらちょっと馬鹿らしくて自然と頬が吊り上がっていた。
もしかしたら、おいしさにより頬が緩んでいただけかもしれないが。
流行りに乗ることで自分の世界が少し広がり、ドーナツの次なる可能性へと思いを馳せることができた今日は、不思議と心が弾む良い日であった。




