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ある朝、僕の“それ”が消えた。  作者: 花束 いと


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第7話 消えたちんちん、本当に?

 田所はデカちんだ。

 奥田さんは……デカぱいだ。


 改めて考えると、思うことがあった。


 僕は、なんだかんだ相手を性別的な特徴で捉えていたのだ。



「じゃあ、今から作戦会議な」

「蒼井くんのおちんちんを取り戻そうって話だね」

「委員長、なんで『お』付けてんの?」

「え、ない方がいい?」

「やめろ田所」



 委員長に踏み込んだ下ネタを教えようとする馬鹿をど突く。

 その馬鹿は「いってー」と笑って、あまり反省していないようだ。



「ちんちんって戻るもんなの?」

「医者は分からないって言ってた」

「超常現象だもんね……」



 机を突き合わせて、三人でうなる。


 三人寄れば文殊の知恵……を期待したんだけど、なにせ僕と田所は頭が悪い。


 頼りになるのは奥田さんだけだ。



「奥田さん、なにかいい考えはないかな」



 僕は、半ばすがるような気持ちで尋ねた。


 切実な思いを感じ取ってくれたのだろう。

 奥田さんは、「じゃあ……」と真剣な表情でメガネをくいっと持ち上げた。



「ちょっと、怖いかもしれないんだけど」

「うん」

「おち――ちんちんは……」

「ちんちんは……?」



 ごくり、と隣で田所が喉を鳴らす。

 僕も、手に嫌な汗が滲んだ。


 奥田さんは息を整えると、真っ直ぐに僕たちを見て言った。



「――ちんちんは、本当に消えたのかな」



 僕と田所は、思わず顔を見合わせる。

 それは、あまりにも予想外な言葉だった。

ここまで読んでくださり、誠にありがとうございます!

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