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ある朝、僕の“それ”が消えた。  作者: 花束 いと


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第22話 戻らないちんちん

 一世一代の告白をしたというのに、

 ちんちんは、返ってこなかった。




 僕は、誰もいない教室で机に突っ伏していた。


 グラウンドから、部活のかけ声が響く。

 廊下からは先生のヒールの音が聞こえてくる。



「……田所も、こんな風に寝てたよな」



 怪奇事件の新聞やら雑誌を広げて、眠っていた田所のことを思い出す。


 まだ、今朝の出来事だった。

 それなのに……。

 どこか、遠い記憶に思える。



『彼、意外と繊細だよ』



 奥田さんの言葉がよみがえる。

 たしかに、田所は僕が思う何倍も繊細だったのかもしれない。


 ぎり、と奥歯を噛み締める。



「……友だちだったのに」



 何も知らなかった。

 何も、言えなかった。



「友だちだって……思ってたのに」



 田所にとっては、違ったんだ。

 僕が奥田さんに向ける片思いと同じだったんだ。



 嫌か、と言われたら分からない。



 だけど、家に帰る気分にはなれなかった。



 片思いしてた奥田さんには振られて、

 男友達の田所に告白されて……。



 僕は、これからどうすればいいんだろう。











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