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知らない女の子に私は今日も100円で抱かれている~100円で抱かれる部~  作者: グナ


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最期の約束

放課後、ホラー映画のワンシーンみたいに恐る恐る空き教室の扉を開けると、中央に置かれている椅子に座っていた詩織さんが立ち上がってゆっくりとこっちを見た。


……こえーよ


「ここに座って下さい」


詩織さんがさっきまで座っていた椅子を指差したが、どうしても座る気にはならない


「も、もう埋め合わせはしない!」

「何か勘違いをしていませんか?私はボランティア部の旅行に着いて行けなかったからといって奈凪さんに埋め合わせをさせるつもりはありませんよ」

「じゃあなんでここに呼び出したの?」

「チョーカーをしない代わりに奈凪さんの身体の一部を貰い受ける約束をしていましたよね?あれを今ここで果たして下さい」


そっちか……

それは綾坂とした約束よりも前にした約束だから守らなくちゃいけないんだけど、守ったらもう後戻り出来なくなる気がする。


詩織さんがもう一度、椅子を指差したが、私の身体は動かない


「約束を破るおつもりですか?」

「そんなつもりない」

「では何故座らないのです?」

「その前に心の準備がしたいから、どこ貰うか教えてくれない?」

「心配しなくても『禁忌』を超えるようなことはしませんよ」


三度、椅子を指されたので観念して座ると、詩織さんは私の前に蹲み込んだ


「ちょっ!?」


急にスカートの中に顔から入ってきたので、手で押さえたが、侵入は止まらない

このままだと当たってしまうので、致し方なく股で頭を挟む


いやぁぁぁっ!?

ぱんつが丸見えなんですけどー!!


股で挟んだから侵入は止まったが、このままだとずっと至近距離でぱんつを見られることになる。

この状況をなんとかしたいが、股を開いたらもっと侵入されることになるからどうしようもない


完全に詰んでる。

次はここを狙ってくることを読んでたんだから、圧に屈さずに座るべきじゃなかったよ


「こ、これ禁忌だよ!流石に怒るよ!」

「どちらかと言うと奈凪さんの方が禁忌に当たるのでは?」

「なんでだよ!?」

「女性の顔を股で挟むという変態としか思えない所業を働いているではないですか」

「変態はお前だよ!」


スカートに顔を突っ込んでる人に変態呼ばわりされる筋合いはないのだが!?

これはそうしないといけないから渋々やってんの!


そうこうしている内に膝を掴まれて股を更に広げようとしてきたので、詩織さんのSPに撃たれるのを覚悟で頭を引っ叩こうとしたが、その前にスカートの中から声が聴こえてきた。


「私を信じて下さい」

「いきなりこんなことする人を信じられないよ!もうぱんつ見られるの限界だから離れて!」

「ぱんつは見ていません」

「……何色?」

「桃色です」

「見てるじゃん!!」


し、死ぬ

このままじゃ恥ずか死ぬ

なんで今日に限って薄い色履いてんだ


「だめっ!」


下着に気を取られてしまったのがいけなかったのか、力が緩んで最終防衛ラインを突破されてしまう


「んっ!?」


そこにキスを落とされた後に強く吸われたので、喰いしばっていたのに声が出た。


「あっ……」


吸われたところを慰るように濡れた舌で舐められると、完全に力が抜けてしまい、詩織さんの手に素直に導かれて片足を上げる。


「んぁ……あんっ、、」


私の嬌声と詩織さんの舌から発せられるびちゃびちゃという卑猥な音が混ざり合い、その音色を聴いていると、何も考えられなくなった。




行為が終えた詩織さんはスカートから頭を抜いて、私の頬に厳かなキスを落とす。


「本当にえっちしたら奈凪ちゃんはどうなるのかなぁ?」


乱れたスカートを直してから、そっぽを向く

セクハラした直後にタメ語になるの止めて欲しい


確かに本当にえっちはしなかった。

詩織さんは私の太腿の付け根を弄っただけだ

……だけなんだけど、私にとってはだけじゃ済まされなくて、恐らくここも彼女以外には触らせない身体になってしまっている。


「これで頭の天辺からつま先まで奈凪さんは私のモノになりましたね」


私が危惧していることを詩織さんが言ったので、どきりとしたが、それを見せないように精一杯の虚勢を張った。


「つま先なんてあげてないじゃん。欲しいならタダであげるから這いつくばって舐めて」


椅子に座ったまま足を前に出したが、詩織さんは当然そんなことはしない


「這いつくばって舐めるのは奈凪さんの方ですよ?いずれ必ずそうなります」


そう言って踵を返そうとした、詩織さんの腕を椅子から立ち上がって取る。

私が彼女を止めるのは初めてかもしれない


「……おねだりは受け付けませんよ?恋人にならない内は性行為をしないと言ったハズです」

「違う。聞きたいことがあるだけ」

「何でしょうか?」


腕を取った状態のまま、色素が薄い瞳を見つめて、はっきりと尋ねる。


「詩織さんは私をどうしたいの?」

「……言っている意味が分かりません」

「私と恋人になりたいの?」

「ええ、そのつもりですが?」

「だったらもっと普通にきてよ」

「普通とは?」

「デートに誘ったりだよ!こんな身体から攻めるようなことしないでよ!」


一度決壊したダムはもう戻らない

私は詩織さんに言いたかったことをぶちまけた。


「私のこと本当に好きなの?落とす過程を楽しんでるだけで、私がその気になったら、呆気なく捨てそうで怖いんだよ!!」

「捨てるようなことは致しません」

「本当にそうなの!?首輪を付けてペットとして飼って飽きたらポイじゃないの!?」

「……何かあったのですか?」


今までにない私の剣幕に詩織さんは訝しんだ

こうなったのは『お姉さま』に振られただけじゃなくて、詩織さんが他の子にモテていたからだ


ぐずぐずしてたから綾坂と結ばれなかった。

詩織さんもいずれ私に興味が無くなって居なくなるかもしれない

もうそんなのは嫌だ


「……なんもない、普通に恋愛して欲しいって思ったから言っただけ」


とことんクズな私は髪留めを触りながら答えた。

私が他人に好意を持たれていることに優越感を抱く詩織さんにお姉さまに振られたことを知られたら、本当に興味を無くしてしまうと思ったからだ


「ではこれからは普通の恋愛をしましょうか?」

「……本当にしてくれるの?」

「ええ、夏休みにデートしましょう」

「いつ?家の用事で忙しんじゃないの?」

「奈凪さんの為ならいつでも空けますよ」

「じゃあ追って連絡するからLINE教えて」

「それは出来ません」


……自分の要求は全部通すクセに私の要求はちょっとしか聞いてくれないな

本当にこの女と真剣に恋愛して良いのだろうか?


「いつまでも琴音ちゃん通して連絡してらんないよ」

「……私と連絡先を交換する方法は一つしかないです」


それしかないのかよ

それってヤンデレがやりがちな試し行為ってやつじゃん

付き合ったら振り回されそう

てか今も振り回されてるわ

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