表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
知らない女の子に私は今日も100円で抱かれている~100円で抱かれる部~  作者: グナ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

103/116

フラれた翌日に食べるお弁当は味気ない

次の日、沈んだ気持ちで登校すると、廊下で綾坂と合ってしまった。

激しく気まずいけど頑張って挨拶する。


「……おはよ」

「おはよー」

「昨日のことなんだけど……」

「昨日?ああ、お見舞いありがとネー」


何事も無かったかのように返されたが、私は綾坂の目が泳いだのを見逃さなかった。

振ったことはナシにして、これからも良いお友達でいましょうってことなんだろうか?

彼女の優しさなんだろうけど、それはそれでやだな

勝手に抱こうとしたことを謝ろうとしたんだけど、どうやらそれも許されないらしい


私が黙っていると、綾坂は「じゃ、部活で」と言って離れて行ってしまった。




四限目の授業は先生の急用で自習になった。

自習の時間に本当に自習している詩織さんと琴音ちゃんを眺める。


「あ、合ってますか?」

「ええ、正解です。琴音さんは物覚えが早いですね」

「し、詩織さんの教え方が上手だからですよ」


……なんか琴音ちゃんが詩織さんにデレついてる気がする。

みうのことといい、この子って実は可愛い子なら誰でも良いんじゃないか?


「あの……」

「どうされました?」

「もし良かったら私達にも教えて欲しいなー」

「ええ、構いませんよ」


詩織さんが微笑むと、クラスメイト達は嬉しそうに飛び跳ねてから彼女を囲んで座った。

その様子を頬杖を付きながら冷ややかに見つめる。


普段成績良い子も混じってんじゃん

詩織さんにお近付きになる為の口実なのがバレバレなんですけど


胸が痛くなってきたので、見るのを止めて、机に突っ伏す。

自分のことを棚に上げて嫉妬する癖が治らない

可愛い子なら誰でも良いのって琴音ちゃんじゃなくて私じゃん

マジで性格がゴミクズ過ぎて生きるのが辛い


寝てしまおうとしたが、色々考えてしまって寝れない

……部活どうすっかな?

「じゃ、部活で」って言われたけど、『お姉さま』に振られた以上、もう部活に行く意味ないんだよね


でも麗奈先輩と愛花先輩のことはなんとかしないとだし、詩織さん以外にも何人か私のことを指名してくれてる『お嬢様』が居るから、ここで急に辞めるワケにはいかない


そもそも部活自体が楽しいしな

綾坂と顔を合わせるのは気まずいけど、顔を見れなくなるのもいやだ


……でももし綾坂にカノジョが出来たら顔を見ることさえ辛くなるんだろうか?

そうなったら辞めちゃうかもな


そんなことを考えている内にチャイムが鳴ったので、お弁当箱を取り出して、食べ始める。

いつもの流れで、詩織さんと琴音ちゃんも一緒だが、会話に積極的に加わる気力はない


「……知らない方と会うのは危険ではありませんか?」

「か、完全に知らないワケではなくて絵師仲間なんですよ」

「素性を偽っている可能性もありますよ」

「だ、大丈夫です!Discordで何度もお話ししましたし、ちゃんとした人です!」


ディスコ?クラブのこと?

琴音ちゃんそんなとこに通ってる不良少女だったの?


「奈凪さんはどこかに行かれますか?」

「ボランティア部のみんなとネズミーランドに行くよ」


会話の流れで私にも夏休みの予定を聞かれたので、普通に答えたのだが、返答した後に詩織さんの刺さるような視線で過ちに気づいた。


ま、まずい!?


「……何がまずいのです?言ってみて下さい」


心を読むな

無惨かよ


「ぼ、ボラ部の旅行だからお嬢様は連れていけないよ」

「連れていけなど言った覚えはありませんが?」

「ごめん」

「貸切にしますのでご一緒させて貰えませんか?」

「結局、言うじゃん」


綾坂には振られたけど、約束はまだ有効だから連れて行くワケにはいかないし、埋め合わせも禁止なので、初めから知られないのが一番良かったんだけど、ぼーっとしてたから正直に答えてしまった。


どう乗り切ろうか今日イチ頭を働かせていると、琴音ちゃんからLINEが来たのでそれを見る。

そこにはは『「放課後、例の空き教室で」と詩織さんが言っています』と書かれていた。


……首絞められたらどうしよう?

昨日から赤マスばかりなんですけど

桃鉄だったらブチ切れて電源切ってる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ