年末は罪悪感無く夜更かしできる件
大晦日の昼下がり、いつもの休日と変わらず玲衣が俺の部屋に来て遊んでいる。
「にい、一緒にお昼寝しよ!」
「なんで?」
満面の笑みで放たれる言葉にすぐに質問を返す。
玲衣は俺と違って昼寝は殆どしない。なのに何故急にしようとしたのか。しかも2人で。
「今日、大晦日だよね」
玲衣の言葉に頷く。
「だから年越しまで起きてるじゃん?」
「俺は眠たくなったら寝るけど」
何事も睡眠第一。睡眠が足りないと全ての動きに直結するからね。
「にい!そういうのは嘘でも頷くの!」
玲衣が一瞬で近づいてきてしっかり俺の肩を持ち大きく揺らし、無理やり首を縦に振らされる。特に抵抗する理由は無いので玲衣に身を委ねる。いや、ちょっと頭がクラクラしてきた。
「ごめん、ごめんやめて。世界が歪んで見えてきた」
真面目な訴えに動かす手を止めてくれる。
玲衣は一歩後ずさると真剣な眼差しを向けて喋り始める。
「私って普段は11時位眠たくなって寝ちゃうからお昼寝しておこうと思って」
確かに玲衣はめちゃくちゃ健康的で夜更かしようとしてと日付が変わる前には寝落ちしちゃう。
でも・・・
「なんで一緒に昼寝?」
そこが意味不明である。
俺の質問を聞いた玲衣はきょとんとした顔でさも当たり前のように言い放った。
「プロだから」
「え?プロ?誰が」
考えもしなかった言葉に呆気に取られる。
「にい、お昼寝のプロ」
疑問が増える。
「なんでプロ?」
「にい、毎日のようにお昼寝してるじゃん。寝ているにいの隣に居れば私も眠たくなるかなって」
ああー、そう来るか。
全くもって誇れる事では無いが俺は毎日のように学校でも家でも仮眠をして(しまって)いる。
「馬鹿にするなら出てって」
「待って!にいは合宿で寝る練習したいって言ってたじゃん!練習も兼ねて一緒に寝よ!」
玲衣の言う合宿。それは今から1ヶ月後の1月終わりに俺たち1年生が2泊3日でスキーを学ぶスキー合宿である。
そして俺は睡眠に対して少々うるさい。
座りながら眠るのはあまり拘りは無いが横になって寝る際は必ず掛け布団に毛布を抱き枕代わりにしないと眠れない。それに寝相も少々悪いらしいし誰かが居ると落ち着いて眠れない。
玲衣となら練習になる…かも?家族として気を許せる存在でありながら年頃の異性として他人感もある。
「そこまで言うなら昼寝する?」
なんかちょっと眠たくなってきたし。
「え!?本当に!?」
何その反応。
玲衣は言い出しっぺにも関わらず顔を真っ赤にしながら驚愕の表情を浮かべた。
前から考えていたが面倒くさくてやってなかったXのアカウントを作りました。と言ってもやる事は更新or遅れる知らせor夕食の画像だけです。フォローしてもしなくても良いですがしてくださるならば海万が喜びます。
アカウント名→海万満 うみよろずみつる
ユーザー名→Umiyorozu




