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邪教のミサ 2
「あんまり目新しい物はねえな」
魔法のランタンをかざして色々様子を見るが、廃墟の地下施設は、盗賊や魔物がすっかり荒らしてしまい、財宝らしき物はない。
「ま、別に急ぎでもねぇから、のんびりやるか」
三人が奥へ進む。
途中ちょっとした高位のデーモンやエンシェントドラゴンを瞬殺したぐらいで、大した敵もいない。
更に階下へ進んだ時である。
音楽が流れている。
地下迷宮のため、強いエコーが掛かっているが、フィオナにはそれが何かすぐにわかった。
「これは、ロカ・ビリアン神の聖歌!
なんって汚らわしい……」
フィオナは青ざめた顔で言った。
三人が音の方へ向かっていくと、大きな空間に出た。
なんとそこには、数え切れない数のモンスターが集まり、邪教の音楽に合わせて踊り狂っていた!
観客席がぐるりと縦横に連なっていて、すり鉢状になっている。
すり鉢の底には煌々と篝火が灯され、大音響で邪教の歌が奏でられていた!
「カモン!」
太鼓や弦楽器、白黒の鍵盤がある珍妙な楽器がかき鳴らされ、そして中央で歌い手がわめくように歌っている。




