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邪教のミサ 1
「じゃ、わしはそういうわけで」
とペヌペッチョは言い残し、短い足でムーンウォークをして部屋を立ち去ろうとした。
どこから出したのか黒いハットをいつの間にかかぶっていて、リックが切りかかるとクルクルっと回ってそれをよけ、ハットを押さえて決めポーズをした。
ペヌペッチョの後ろに「MJ」の文字が一瞬見えた。
そして再びムーンウォークで去っていった。
「ムカつくー!」
リックは地団駄踏んで悔しがった。
「まぁまぁ落ち着きなよドジョック~」
「ドジョックって言うな!」
「心穏やかにして、焦らず。
家康公も申しておられる。
人生とは重き荷物を背負いて、山道をゆくが如し、急ぐべからず。
どっしり構えた方がいいのですよドジョック殿」
次の刹那、ドジョック、いやリックは海空を斜めに斬り捨てていた。
なお、この世界の歴史に徳川家康は存在しない。
とりあえずリックは、ロカ・ビリアン神の像の周囲を調べてみた。
特段の装置はないようで、周りを見渡すと、下階へ降りる階段がある。
罠に注意しながら階段を降りると、同じ様な迷宮が続いていた。




