表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
YOROZUYA!カルサンド  作者: まつもっさん
YOROZUYA、古代迷宮で迷宮入り
PR
21/43

ペヌペッチョ 2

「おじさん、あたし訓練したくて来たんだけど、良かったら相手してくれないかな?」


 リックがそう声を掛けると、ドワーフは片目を開け、じろりとリックを睨んだあと、鼻くそをほじくりながらあくびをして、のっそりと起き上がった。

傍らに置いていた戦斧を担ぎ、


「いいぜ」


と言って、グラウンドの真ん中へ行った。


 リックは大喜びで後に付いていった。


「おじさん、名前は?」


「あぁ?

 ペヌペッチョだ」


 そうして半開きの目で鼻くそをほじくっている。


 二人はグラウンドの中央で対峙した。

ペヌペッチョは戦斧を担ぎ、


「どうぞ」


と手招きした。


 リックは駆け出しだが、牛人らしく腕力があり、動きも素早く身軽で、戦士として天性の素質がある。

それなりに自信があったので、一気に切り込んだ。


 が、剣が空を切った。


 違う。

今確かに握っていた剣がない。


 驚いたことに、ペヌペッチョの左手に、リックの剣があった!


 リックは言葉を失った。


「えっ?!」


「無刀取りってんだ」


 かつて柳生石舟斎が将軍の前で披露したとされる、柳生新陰流の奥義だ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ