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YOROZUYA!カルサンド  作者: まつもっさん
YOROZUYA、古代迷宮で迷宮入り
20/43

ペヌペッチョ 1

 今から八年前。

リックがまだフィオナや海空と出会う前。

よろず屋カルサンドをオープンして間もない頃だった。

当時のリックはまだまだ駆け出し。

人間で言うなら十五歳前後である。

野蛮ではあったが、元気な少女の域を出ない程度だった。


 先日初めて訪れた冒険者ギルド。

その受付にいたのは、こちらもまだひよっこ感満載のエルフの女性だった。


「こんにちは、あなた、初めて?」


「ん、ああ、そうだけど」


 受付のエルフは、ソフィアと言った。

美人で面倒見がよく、とは言えまだ新米の職員だった。

互いに駆け出しでもあり、何よりも気が合った。


「まずは訓練をある程度積んで、それから簡単な依頼をこなしてもらうのが、よくあるパターンよ。

 訓練場に行けば、相手してくれる人もいるんじゃないかしら」


というソフィアの勧めで、リックはその足で町外れの訓練場へ向かった。


 訓練場は、あばら屋がいくつかあり、他は柵に囲まれたグラウンドだけの簡素なものだ。

この日は随分空いていたが、ひとりのドワーフの戦士らしい男が、隅のベンチで暇そうに寝そべっていた。

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