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YOROZUYA!カルサンド  作者: まつもっさん
YOROZUYA、古代迷宮で迷宮入り
13/43

デラコニスの迷宮 2

「へっ、大したことねぇ!」


 リックはドラゴンスレイヤーを抜き放ち、一気に踏み込む。

先頭のオーガの太腿を斬り、脚を跳ね飛ばした。

そのまま二体目の胴を凪ぐ。


 しかしそこで三体目のオーガの戦斧がリックを襲う。

リックは剣でその一撃を受け止めたが、さすがに威力が違う。

彼女は紙切れのように吹っ飛ばされた。

が、素晴らしい身のこなしで着地すると、鋭い跳躍でオーガの眼前へ舞い上がり、オーガの首を跳ねた!


「がんばれ~♪」


「南無妙法蓮華経~南無妙法蓮華経~ウギャァアァアァ」


「てめぇらも手伝いやがれ!」


 だが、結局手伝うまでもなく、リック一人でオーガ五匹をやっつけてしまった。

なお、経験値は三人とも同じであり、ゴールドも山分けだ。


「おかしいだろ!」


「RPGの世界じゃ常識よねぇ海空?」


「さだめという物だ」


 リックの主張は世界の法則により退けられた。

彼女は男泣きに泣いた。

女だけど。

一応。


「一応って言うな!」


 さて、さらに彼らが先に進むと、いかにもという感じの古く大きな鉄扉があった。

真ん中に両開きの取っ手があり、リックが触れようとした。

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