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デラコニスの迷宮 2
「へっ、大したことねぇ!」
リックはドラゴンスレイヤーを抜き放ち、一気に踏み込む。
先頭のオーガの太腿を斬り、脚を跳ね飛ばした。
そのまま二体目の胴を凪ぐ。
しかしそこで三体目のオーガの戦斧がリックを襲う。
リックは剣でその一撃を受け止めたが、さすがに威力が違う。
彼女は紙切れのように吹っ飛ばされた。
が、素晴らしい身のこなしで着地すると、鋭い跳躍でオーガの眼前へ舞い上がり、オーガの首を跳ねた!
「がんばれ~♪」
「南無妙法蓮華経~南無妙法蓮華経~ウギャァアァアァ」
「てめぇらも手伝いやがれ!」
だが、結局手伝うまでもなく、リック一人でオーガ五匹をやっつけてしまった。
なお、経験値は三人とも同じであり、ゴールドも山分けだ。
「おかしいだろ!」
「RPGの世界じゃ常識よねぇ海空?」
「さだめという物だ」
リックの主張は世界の法則により退けられた。
彼女は男泣きに泣いた。
女だけど。
一応。
「一応って言うな!」
さて、さらに彼らが先に進むと、いかにもという感じの古く大きな鉄扉があった。
真ん中に両開きの取っ手があり、リックが触れようとした。




