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デラコニスの迷宮 1
デラコニスの迷宮。
王都から北へ馬で三日ばかり行った距離にある、山岳地帯にある古代の地下遺跡である。
今から約五百年前、ムカシーノ王国が栄えていた頃に、何かの儀式のために建設された物だ。
今では、魔物の巣窟となっており、余程の冒険者以外近づく者はいない。
三人は、そんな迷宮の入り口に立った。
リックはいかにも戦士といった出で立ちで、愛用のドラゴンスレイヤーに、エルザイムという腕利きの魔法鍛冶による鎧、疾風のマントという白いマントを装備している。
レベルは52。
相当なモンスターも一撃で倒す実力派だ。
フィオナは、薄い青のロングのワンピに、同じ色のヒールサンダル。
可愛らしい。
海空はみすぼらしい袈裟。
ハゲている。
「お前ら……」
リックは肩を落とす。
「一応迷宮に挑むんだから、それっぽい出で立ちをしろよ」
「えーっ、かわいいじゃんこれ~」
「拙僧はこの袈裟しか持っておらぬ」
三人は迷宮の奥へ進んだ。
しばらく進むと、いきなりモンスターが現れた!
人食い鬼、オーガだ!
しかも五体いて、いずれも巨大だ!
並みの冒険者が太刀打ちできる相手ではない。




