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アキヒトバトルアドベンジャーズ  作者: モフきのこ
第1章 『出会いと別れの一年間』

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EX.126 「【セブンウォーリアーズ】達の戦い」

「モフお前!!」


 岡田は背丈が5メートルをはるかに超えている白熊——————もとい元モフに意識があることに安心した。


「特殊なモヤを使って能力を暴走させることでこの姿で戦えるようになったんです!!」


「そうか!!——————だがモフ、お前に能力あったっけ!?」


「アキヒトに擬似的につけてもらったんですよ!!」


 そうしてモフは岡田に向けてピースをする。


「信じられねぇ!!ソレがデメリットなしで味方だなんて頼もしいなァ!!」


「フザケた奴だドスン!!どうデカクなろうとも海の彼方へ吹き飛ばしてやるドスン!!」


「シャーー貴様〜〜っ!!戦闘中仲間と会話ては身の程知らずめ!!」


 ダルマが余所見をしていた岡田に怒り、鋭いキバを光らせて鍛えられた脚で飛びつく——————だが、瞬時発芽した蔦がダルマの身体を絡みつく。


「シャッ!?」


「ソイツは『シャーマンプルマ』!!その巨大な花は熱源に反応し、蔦を使って獲物に絡みつく!!」


「シャーーー!!離れろ地上の植物か〜〜!?」


 今度は花がモコモコと地面を刳り、蔦が花の中心に寄せる。


「原種ならばその種のある部分から太陽光線を放って獲物を焼き、栄養にするのだがコイツは違うよ」


 岡田は弾の無くなったショットガンを消して、懐から装飾の乏しい光線銃を取り出した。


「おれは植物を銃の弾として扱うアサシンに鍛えられた。だからおれは植物を使って敵を捕える事も出来るんだ。お前のようにな」


「ウギギギギ······!!離れろォォオオオ!!」


「——————そして四肢を捕らえられたお前に······もうなす術なし!!」


「!?」


 —————————


「ムッピ!!面白い!!おれを一発で仕留める!?スルメイカの槍がお前に効かずとも······!!まだおれは全てを貫く強靭な槍を隠し持っているのっピ!!一撃で沈むのは貴様の方だっピ!!」


 ロッヒはヘルメットを脱ぎ、そこから先の尖った槍——————頭を抜く。


「おれの鍛えられた奥義の前では、お前などただの竹槍以下!!」


 山本はバチンと拳を叩き笑みを見せる。


 —————————


 ユウスケはオロロ、と泣くヒョウゾウにため息をついて背を向けた。


「戦意のねェ奴は斬れねぇ······消えろ!!カエル野郎······」


 カエル〜〜〜??


 ヒョウゾウの刀はヒョウゾウの毒によって作られた猛毒の刀。たとえユウスケに何度も折られようとも彼にとって何の戦力ダウンでもなかった。

 ヒョウゾウは不敵な笑みを洩らし、刀を再び形成しユウスケの無防備な背中に襲いかかった——————


 —————————


「勝負をつけるとはこっちのセリフら!!」


「?」


「お前らにのせられて膨らんだだけと思うなよ——————!!ばかめー、このまま転がって!!広場にいるお前の仲間達をぺちゃんこにしねやるろガフガフ!!」


「······さて」


 リュウギョウは巨体を前に水をせきつめ始めた。


 —————————


「こんな銃じゃおれを倒せねぇ!!コイツを外してお前を食いちぎってやる!!」


「やめとけ。この銃はおれの意思に反映して変形してくれる」


 自動変形型銃。岡田の意思に沿えば、短機関銃でもライフル銃にでも変形する事が出来る。先の戦いでロケットランチャーの弾を発射できたのはその為である。


 最終的に片手で持てるサイズ銃が、肩に乗せてようやく持てる程の大きさの大砲に変わる。


「人に架けるは虹色の光線!!【アルコバレーノ·ヴィランチェ】!!」


「シャーーーーーー!!」


 凝縮された虹色の光線がダルマの全身を埋め尽くす。殺傷の高い技ではなく脳を揺らし、ダルマの意識を落した。


 —————————


「ドスン!!ドスン!!ドスン!!サァ!!どこまでも飛ぶがいい!!【パパラハンマー】!!」


 ドスンの身体を重心に駒のように廻る。


 モフはそれに立ち向かうように走りかけ、跳ぶ。


「【係那(かかりな)——————!!」


「ドゴーーーーン!!」


 モフの突き出した手とドスンのハンマーが衝突。そして鉄で出来たハンマーを砕き叩き手は——————ドスンの身体を強く叩く。


「——————覺齶(さがく)】!!」


「ドスンさ〜〜〜〜ん!!」


 吹き飛ばされたドスンはなんとも情けない声を出したという。


「イカイカイカ!!食らうがいい!!海山をも貫く槍を〜〜〜!!」


「【空圧拳·掌握】——————!!」


 本来広範囲の竜巻を生む空圧拳だが、微調整、最小化を企て、拳と同じサイズの空圧拳を放てるようにになった。

 その竜巻は山本の意思で動かせる事が出来る。

 ルッピの無防備の腹をぶつけ、そのままアッパーのように突き上げる。


「不意打ちかよっ!?」


「アイツの前口上が遅いんだよ!!」


 アッパーで突き上げた拳でそのまま地面に突き落とした。


「ギャア〜〜〜〜〜〜!!」


「——————お前の敗因は、前口上が長かったことだ!!」


「······ス、ル······メ」


「あんまりだよっ!!」

「あんまりですね!!」


 —————————


「魚人空手【奥義】——————!!」


「バカめ、いくら【アルゴノォト】でも効くわきゃねぇだろぉ!!」

「フジワラの巨体にヨォ!!」


「ふん!!——————【無頼瞰】!!」


 リュウギョウは手に分厚い水を持ち、そのままフジワラの腹を叩く。


「グバァ!!」


 リュウギョウが叩いた腹は何十にも振動が続き、彼がつけた水はフジワラの身体を貫いてフジワラの身体から噴水のように水を飛ばした。


「オ······オォ······オプ。空気が······もれ······」


 その傷口から、自らの口から割れた風船のように空気が噴射し、まるでロケットのように上空に飛んでいく。


「空はどうだフーセンフグ」


「ブフォ!なぜ人間がそらに」


 ハルトはマッチのように右足に火を灯す。


「【悪魔の調理術(デビルズクッキング)】!!」


「燃えたぁ〜〜〜!!」


 ハルトはその足を掴み、極限まで己の身体をしならせる。


「くらえ——————【ヘル·レイト·アロー】!!」


「ぎゃあああああァ!!」


 ハルトに蹴られ、燃やされたフジワラは焼きフグになり元のサイズに戻って墜落していった。


「悪いな······この技は、火の加減が難しんだ······」


 —————————


 くらえ猛毒の剣!!


 不意打ち。背後からの奇襲。勝利を確信したヒョウゾウにユウスケは一言「やめとけカエル野郎」と言って、一つの刀に両手を乗せた。


「!?——————カエルってのはぁ!!こんなに手足があんのかぁ!?猛毒があんのかぁ!?おれが魚人島ナンバーワンのタコ八刀流のヒョウゾウだ覚えとけぇ!!」


「時雨流——————攻式18の型」


 俺はまだ——————越えるべき人が多い。

 だからこそこんな半端役にやられる理由がない——————!!


「【破城雨】」


 後の先。超神速のカウンター技。狙いをつけた敵に対しユウスケは剣の網の隙間を十五度うがいた。


「ヒョ······ヒョウゾウさ〜〜〜ん!!」


「幹部全員やられたぁ〜〜〜!!」


「悪かったな······カエルかと思ったよ。外の強さを知らねぇ、井の中のよ······!!」  


 —————————


「あの凶暴な幹部達が······!!」


「まるで相手にならんとは······なんという強さ!!」


 薬を使ってさらに強化された新解放軍はアキヒトを始めとした【セブンウォーリアーズ】そしてリュウギョウによって破れた。


「上を見ろ危ねえぞぉ〜〜〜!!」

「フジワラが落ちて来る〜〜〜!!」


「さすがアキヒトの仲間達······」

「もむと遠くへ落とせハルト」

「うるっさいスね!!アンタの頭に落としてやろうか!!」

「山本!【空圧拳】を自由に扱えるようになったんだな!!」

「まあな!!だが······お前の大砲にゃ俺も派手不足か」

「おつかれ〜〜!!ユ〜ちゃん!!モフくん」

「おつかれ······船が怪我しなくてよかったわ」

「そうですね〜〜。もぎゅ」


「——————とまあ、俺達の勝ちだ」

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